うさぎ学園 多趣味部

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超速マッハ観光!名古屋と伊勢を突っ走れ!!(その9)『トヨタ産業技術記念館』の紡績機が凄いぞ!

2018-09-05 17:42:50 | 68号室 2018年8月 名古屋~伊勢
『トヨタ産業技術記念館』の繊維機械館の 約3,468平方メートルもある広々とした空間は大正時代に建てられた紡織工場で、柱や梁や赤レンガの壁をそのまま使用しています。


繊維機械館の全体の雰囲気はこんな感じ。



これが紡績の大元になる綿花です。



1873年、信濃の技術者、臥雲辰致(がうんときむね)によって発明された『ガラ紡機』。
日本独自の技術でつくられた精紡機として脚光を浴び、全国に広がりました。
ガラ紡機を回して糸づくり体験ができます。



稼働中にガラガラ音がするからガラ紡機。
これは動力式のガラ紡機。
動力は水車です!



昔々の紡績機たち。



アンティークだな、もう。



さあ、ここから綿を糸や生地に変えていきます。
これ、原産地から輸入される『原綿』です。
綿花をまとめたやつね。
大昔の布団にはこんなのが入っていたような・・・。





『ホッパーベールブレーカー』。
混打綿工程の最初の機械として使用され、大きな綿の塊を解きほぐすとともに、混綿、除塵を行う機械です。
ボトムラチス上に投入された原綿は、傾斜のあるスパイクドラチス上の銅製の針で順次かき上げられ、シリンダーによって解きほぐされた後、グリッドによって夾雑物が取り除かれて次の機械に送られます。



『ローラーカード』。
繊維を長さ方向に揃えて次の工程に送ります。





こうなるわけですね。



さらにちょっと違った形のローラーカードで・・・。



こうなります。
ふわふわですよ。



次に『錬条機』にかけると・・・。





綿はこんなふうに形を変えます。
凄いなあ。



更に粗紡機で・・・。





糸になるんですね!!



そして更にこの『リング精紡機』にかけて、糸は更に細くなります。





その糸を撚ったものが・・・これ!!
凄いね!!



工程が変わって・・・『豊田ウォータージェット織機』。



精密織機ですね。



で、ここで織られるのがこれだっ!!



自動車のエアバッグの生地ですよ~!!
もちろん薄手の衣類用の生地も織れます。



更に精密。
ギンガムチェックも織れます☆



次回は・・・トヨタと言ったら車でしょ。
御期待下さい!!