一昨日、前橋木材共販所の開設記念市に行ってきました。このところ材価が弱含みで「出材量が少ないのかな」と心配していたのですが、まあまあの出荷量で一安心です。
記念式典が終了して車に向かう途中、市場の入り口近くに展示してあるアカマツとイチョウの大径木のところに何人かの関係者が立ち止まって喋っています。
(画面右二本がアカマツ、左三本がイチョウの大径木)
横に立って話の内容を聞くと・・・「このイチョウは雌だね」「臭いが強いのでまな板には不向きだね」などと話をしていました。
「どんな木にもそれぞれ独特な臭いが有るよなぁ」と思いながら、木口に鼻を近づけて嗅いでみたら・・・「ん~」・・・納得です。ギンナンが熟して落ちたときの「あの臭い」と同じ臭いが・・・そんなに強くは無いのですが、かすかにしてきました。乾燥したりしてもこの臭いが消えないとしたら、確かにまな板や飯台、カウンターには不向きでしょうね。
イチョウの名誉のために弁解しておきますが・・・イチョウ(雄木)のまな板は昔から最高級品と言われています。
イチョウの木自体に殺菌力があるため衛生的、油分が強いので水に強く腐りにくく水はけも良いそうです。さらに材質は柔らで年輪が目立たず均一な硬さで刃当たりが良く包丁を傷めないのだそうです。
そう言えば家にもイチョウのまな板が有ったけど臭いはしなかったので、あれは雄木だったのですね。
ギンナンの実の臭いの成分とか食べ方とかを、このブログで以前に紹介していましたが、材の臭いについてまでは知りませんでしたので勉強になりました。さすがに長いこと大径木を扱ってきた百戦錬磨の業者さんは色々なことを知っていますね!
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