かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

虫えい(虫こぶ):タマバエが作った・・・

2010年09月13日 | 虫えい(虫こぶ)

先週の日曜日の自然観察会でみた虫えい(虫こぶ)でまだ整理してないものがありましたので掲載しておきます。えい形成生物で多いのがタマバエ科やタマバチ科の虫なのですが、今回はタマバエが作った虫えい(虫こぶ)3種です。

ハンゴンソウハナタマフシ(タマバエ科)
ハンゴンソウの花などに作られる球形の虫えい(虫こぶ)です。一つの虫こぶに沢山の部屋があってそれぞれに一匹の幼虫が入っています。

えい形成生物はハンゴンソウハナタマバエで年1世代、9月上~下旬に幼虫で脱出して地上に落下するようです。

ヒヨドリバナハナフクレフシ(タマバエ科)
ヨツバヒヨドリの花に作られた不整型の虫えい(虫こぶ)です。一つの虫こぶに沢山の部屋があってそれぞれに一匹の幼虫が入っています。

えい形成生物はヒヨドリバナハナタマバエで年1世代、9月上~下旬に幼虫で脱出して地上に落下するようです。

チシマザサメヒメササウオフシ(タマバエ科)
チシマザサに作られた紡錘型の虫えい(虫こぶ)です。ササウオフシと似る場合もありますが変形した稈が作られないことが違うようです。

えい形成生物はヒメササウオタマバエで年1世代、春先に地中で羽化し新芽に産卵するそうです。標高の低い地方では7月頃には幼虫で脱出するようですが、緯度や標高が高くなると9月でも虫えい2残っているそうです。


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