共同体の基礎理論(自然と人間の基層から)は内山節氏が執筆した本で、発行所である(社)農山漁村文化協会が「地域に生き、地域を担い。地域をつくる人々のための実践の書」として刊行しているシリーズ・地域の再生(全21巻)の第2巻目となります。
『近代的な市民社会へのゆきづまり感が強まるなかで、前近代の象徴ではなく、未来への可能性として「共同体」が語られるようになってきた。
群馬県上野村と東京との間を行き来して暮らす著者が、村の精神に寄り添うことをとおして、自然と人間との基層から新たな共同体論を構想する』・・・と本の紹介がされています。
共同体は、封建主義のなかで人間が自然に緊縛され、土地に隷属している前近代的なものとしてとらえられていて、これを打ち壊し乗り越えて近代的にならなければならないと考えられていた。
しかし、近代的な市民社会も孤立や不安、ゆきづまりなど様々な問題が噴出してきた。今また、自然と人間が共生している日本の共同体の良さが見直され、これからの社会づくりの鍵として位置づけられ始めたと論じている本です。
ちょっと難しいけど、何となく頷ける本だと思います。
発行所:(社)農山漁村文化協会、著者:内山 節、価格:2,600円+税
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