待ちに待った本が出ました。「登山家 W・ウェストンと清蔵」がその本で、著者は地質学者であり前松井田山岳会会長・群馬県自然環境調査研究会顧問・前安中高校校長など多くの分野で活躍されていた小林二三雄先生です。
小林先生には、以前から自然観察等で何度かお会いしたことがあり、先生から「ウェストンと根本清蔵」の話をお聞きし、若干の資料も見せていただいていたので、私のホームページ(ふるさとの山のページや風景と雑記帳ページの妙義山)でも少し紹介させていただいていました。
そして今年6月に、「登山家 W・ウェストンと清蔵」が「みやま文庫」から刊行されました。みやま文庫は会員制で配本されますが、以前に会員をやめてしまった私は単本で購入しました。
本代が1,500円、送料80円、代金振込手数料80円で1,660円となりましたが、内容的に素晴らしいので安い買い物でした。
英国の宣教師・ウォルター・ウェストンは日本に三度も来日し、日本アルプスをヨーロッパに紹介したことで知られ、日本近代登山の祖と言われています。
そのW・ウェストンが最も信頼した日本人山岳ガイドが妙義町生まれの根本清蔵なのです。そして妙義山の筆頭岩に日本で初めてザイルを使って登頂したことから「妙義山・筆頭岩が日本の近代登山の始まり」と言えるのです。
W・ウェストンに信頼され、単なる山岳ガイドではなく心を許したパートナーとしての根本清蔵について豊富な資料に基づいて書かれた本です。
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