かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

虫えい(虫こぶ):フシダニの一種・・・

2010年09月09日 | 虫えい(虫こぶ)


今回はフシダニの一種が作った虫えい(虫こぶ)の紹介です。フシダニがつくる虫えい(虫こぶ)には、生態や分布が分かっていないもの、さらには名前すら付いていないものがたくさんあります。フシダニを研究する人が少ないのです・・・。

クマイチゴハイボケフシ・仮称(フシダニ科)

クマイチゴの葉全体に作られたいぼ状の虫えい(虫こぶ)ですが、激害のため火ぶくれ状になっています。葉裏だけでなく葉表にも白色の毛を密生させていて見た目はかなり気持ち悪いものです。

えい形成生物はフシダニの一種なのでしょうがクマイチゴの虫えいは図鑑に載っていないため適当に仮称を付けてあります。

トチノキハコイボフシ(フシダニ科)
トチの葉に1.5mmくらいのいぼ状の突起が幾つも集まって島状になった虫えい(虫こぶ)です

えい形成生物はフシダニの一種ですが生態や分布などは不明です。同じものを浅間隠山でも確認しています。

ツルアジサイハケフシ・仮称(フシダニ科)
ツルアジサイに作られた虫えい(虫こぶ)で、葉表側に不定形に膨らんで葉裏は凹んで毛が密生しています。伊香保森林公園でも同様な虫えい(虫こぶ)を確認しています。

えい形成生物はフシダニの一種のようですが、どの図鑑にも載っていないため適当に仮称を付けてあります何時かは生標本を専門家に送って検鏡して貰わなくてはと思ってはいるのですが・・・。


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