コムラサキと言うと同じ名前のチョウにもいるし、ツツジにも同じ名前が有りますが・・・今回は落葉低木で秋に紫色の実(↓)を沢山つけるクマツヅラ科ムラサキシキブ属のコムラサキ(別名:コシキブ)です。紫色に輝く実が美しいので庭木としてよく植えられていますね。
花は小さく、薄紫色で寿命も短いのであまり目立ちませんが、よく見ると可憐です。
目立たなくても、虫たちはしっかりと見つけて食事中です。このマルハナバチはトラマルかな?
コムラサキの花は元の方から先に向かって咲き続ける合弁花で花弁の先は4つに分かれて広がります。雄しべは4本、雌しべは1本でともに花冠より長く突き出ています。咲き終わった花が葉の上に落ちていますね・・・
同じ仲間のムラサキシキブとの判別点は、コムラサキは樹形は枝がしだれやいこと、葉は鋸歯が葉身の中央より先端側にしかないこと、花(果)柄は葉腋より枝先側に離れて付くこと、冬芽が芽鱗に覆われること、枝先が枯れて頂芽が出来ないことなどです。(↓は写真の下側が枝先側です)
ムラサキシキブは花が終わって小さな実が出来ていましたが違いを較べてください・・・
今日は野反湖まで行って自然観察指導員の研修会に参加してきます。ニッコウキスゲが見頃らしい・・・
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