庭木の3Mとか庭園の3銘木と言われている樹木はいろいろな説がありますが・・・「モッコク・モチノキ・モクセイ」が定番でしょうかね。
そのモッコクが白い花を咲かせ始め、目立たない花の代わりとでも言いたそうに強い香りを漂わせています。ランのセッコク(石斛)のような匂いのする花の樹木だからモッコク(木斛)となったと言う説や木香が訛ってモッコクになったとか・・・いずれにしろ匂いから名前が付いたようですね!
枝を手折ってきて室内で撮影していたら部屋中に匂いが充満して、いくら好い匂いだと言っても強すぎて撮影後は外に出してしまいました・・・
モッコクは以前はツバキ科モッコク属に分類されていたのですが、今は独立してモッコク科モッコク属の常緑高木とされています。花は両性花を付ける雌株と雄花を付ける雄株があって不完全雌雄異株とか雄生両全性異株と呼ばれています。両性花(↓)は先端が2裂した柱頭を持つ花柱を一列の雄しべが多数取り囲みます。
横から見た様子・・・
雄花は雌しべが退化し雄しべが3列で輪状に並んでいます。
横から見た様子・・・
モッコクの両性花は自家受粉だと近交弱勢となりやすく結実や発芽・生育が上手くいかないようなので、雑種強勢のための雄花だけの花も必要なのですかね・・・
「にほんブログ村ランキング」に参加中です。下のバナーを押して応援よろしくお願いします。(2668話目)
「人気ブログランキング」にも参加しています。こちらも応援よろしくお願いします。
![]() |
樹に咲く花―離弁花〈2〉 (山渓ハンディ図鑑) |
クリエーター情報なし | |
山と溪谷社 |