宇宙研究の権威「スティーブン・ホーキング博士」は「タイムトラベルは実現可能」と発言。話題となっている。
「もし、光速に近い速度で飛行する宇宙船で、一日宇宙を航行したなら、地球上では1年の月日が過ぎている。
光速に近い速度で等速運動をする物体の周辺では、時間が遅くなるためだ」とホーキング博士は話す。
これはアインシュタインの特殊相対性理論を用いたもので、もしも光速に近い速度で航行可能な宇宙船が開発されれば、タイムトラベルは可能だと説明している。ただし、過去に遡ることは「原因と結果の基本原則に反する」として不可能と指摘した。
アメリカ、メリーランド大学のイゴール・スモリアニコフ氏とハン・ユージン氏は光の曲がり方が通常と異なる先進素材を用いて宇宙誕生をシュミレーションした。実験の結果「前進する時間の矢を後ろ向きに曲げ、既成事実を元に戻す」という現象は実現不可能との実験結果を得た。
「タイムトラベルは現実世界で一度も成功していない。今回の新素材により、それが永遠に不可能だと判明した」と発表した。
「宇宙に存在する粒子も時間を逆行できない」という結論が出た。
「熱力学第二法則」=「エントロピー増大の法則」がビックバンという宇宙科学の想定に適合していることが条件である。
即ち、エントロピーが減少するという物理法則に反する宇宙が存在すれば、この結論は破綻する。
数学者クルト・ゲーデルは全宇宙がゆっくり回転しているなら、宇宙旅行によって過去への時間旅行は可能とする「ゲーデル解の見解を1949年に発表。
数学者フランク・ティプラーは超高密度の筒状の物質を超光速回転させることで、過去と未来へ移動可能とするマシンをアイデアで1974年に出している。カリフォルニア工科大学のキップ・ソーンは1988年に量子の泡から生まれるワームホールを広げて時間旅行が出来るとした。
プリンストン大学のリチャード・ゴットは2本の宇宙ひもを利用するタイムマシンを発表。空間の歪を利用して光速を超える運動が可能とした。
現実に「未来人がタイムマシンを利用して登場する事例が出ていない事から、過去に戻るタイムマシンは実現不可能」との認識が大勢だ。
「亜空間や四次元空間を利用するタイムマシン」はこれからも主流となる。ウエルズのタイムマシン、バックツウザフューチャーのデロリアン、ドラえもんのタイムマシン。スタートレックの宇宙戦艦バウンテイ号、タイムトンネルの転送装置、タイムチエンバー。
楽しい発想がこれからも出てきそうです。