しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

準備に80%・実行20%

2011年05月30日 | Weblog
行政の企画するイベントの説明会に参加した。
平成21年に初めて開催された芸術際を再現する企画である。
隔年開催を考えている様である。第2回の芸術祭では様々な事業からアプローチしていく。
として担当課長から説明もあった。

「水と土の芸術祭」は人間が水と土と共に生き、生かされてきた土地ー新潟の歴史に触れ、その記憶と手探りを魅力的なアートや様々な地域プロジェクトで蘇らせる。
本年3月11日の東日本大震災での数々の災禍は近代科学技術への過信がなかったのか、我々の意識が再び問われている。第2回目の芸術祭では、次世代の希望と元気を生み出したい。そして子どもたちが生きる未来のための一歩を、この水と土の土地・新潟から踏み出したい。これが開催の趣旨である。

会期は2012年7月中旬から5ヶ月間。会場は市内全域。予算 未定(参考として前回の経費は約4億円)
市民プロジェクト、アートプロジェクト、国際シンポジュウム、その他事業、連携事業も多岐にわたる。
スケジュール表が出ていた。本年4月設立総会。プロデューサー等決定。アート等の募集を7月から始める。
約1年間の準備期間である。

前回の成果と課題が出ていた。
成果は当初目標を上回る約55万人の来場者があった。アート制作や管理に延1万人を超える参加者があった。
各地域が「水と土」という共通テーマで繋がった意識を持てた。
アートの高評価と市民運動に賞を受けた。

課題も大きかった。
準備時間が足らず、市民の意見が反映できなかった。PRや誘客が不十分だった。
経済効果目標27億円に対して、県外客が少なく、12億円と大きく目標を下回った。
広域すぎる会場で車でなければ行けない会場が多かった。
費用(4億円)がかかりすぎ。特にアート。組織・スタッフ体制が不十分だった。
地元作家の参加が足りず、又、分かりにくい作品があった。
この成果と課題は生かして頂きたい。構想から実施まで僅か1年しかありません。
通常「準備8割実行2割」と言われるようです。
準備が大半です。専門家・市民の意見を十分聞いて、良い企画として実施してほしい。小生も一市民として応援します。

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