しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

情報隠蔽は旧ソ連並み!

2011年05月27日 | Weblog
東日本大震災以降、福島第一原発事故に対する日本政府の情報発信は「旧ソ連のチエルノブイリ原発事故の対応並み」あるいは以下の対応ということで「情報隠蔽体質」が厳しく批判されている。

たとえば3月22日、福島での放射能環境基準値が高まり、IAEAが住民への「避難勧告」を伝えたときも、日本政府は「情報を精査している」という詭弁を弄して、事実上無視し続けてきた。地形の関係で高い放射性物質の飛来が認められた飯舘村への状況でも同じだった。IAEAが指摘し、WHOが乳幼児と妊娠している可能性のある女性だけでも優先的に避難させてはどうかと打診している。

にもかかわらず、日本政府はこの2箇月間、国際機関のそうした「勧告」を無視し続けてきた。過去、IAEAの「査察」を断ったのは北朝鮮、リビア、イラン、くらいなものだと言われた。

グリーンピースの海洋調査を断った件では「完全拒否した世界初めての事例」とのこと。
過去にグリーンピースの海洋調査を断った国はインドネシア一国である。インドネシアのメディアが政府に批判的な行動を起し世論が沸騰、ひと月後に政府も撤回して調査が出来た。先週、日本政府はグリーンピースの海洋調査を断っている。
日本の場合、情報公開を求める側のメディア自身が隠蔽に加担し、グリーンピースの調査活動を無視してきた。グリーンピースの海洋調査は国連でも認められている行為で、日本政府のこの種の国際社会のルール無視はWHO,IAEA、にも当てはまると指摘された。

ドイツのメルケル首相、米国のクリントン長官からも隠蔽体質を批判されている。
事故発生後1箇月で住民の強制移住を完了させ、国際機関の査察を受け入れた旧ソ連のチエルノブイリ事故当時よりも醜い隠蔽体質と行動結果と言えないか。
上杉 隆 ジャーナリスト 投稿要約。

間違った情報が何箇月もたってからボロボロ出てくる。その都度政府、マスコミは右往左往。渦中の委員は「私は何だったのでしょう」空いた口が塞がらぬ状況。
「狼が出た!」騙されると誰も信じなくなる。「イソップ童話」の主人公は菅首相かも。

G8で発言しても「イソップですよね!」とサルコジから言われるかも。

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