しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

掘割物語絵図

2012年03月14日 | Weblog
NPO法人 「掘割再生まちづくり新潟」という所で発行している「絵図」は素晴らしい

先日の掘割シンポジウムの会場で頂きました。
新潟市他の協力で2004年2月に初版が発行されている。
改訂は2回、今回のは2009年3月発行バージョンである。


人気がある。新潟の歴史遺産「初代萬代橋」が現在「3代目萬代橋」の2倍のスケールがあったこと。架かっていた場所も異なること。
新潟島がまさしく「新潟」そのものだった絵図である。
NEXT21の1階ロビー壁面図「新潟町之図屏風」は17世紀半ばの新潟の風景が偲ばれる。
幕末、新潟を訪れた吉田松陰は小舟に乗り五菜堀を通り「五菜橋」で見送りを受けた。

「柳あり 橋あり 杖のとめどころ」 太田木甫 

「柳ちる秋の西堀東堀さびしきころよ恋のみなとも」 山田穀城(花作)

「枝堀にもやふ肥船ほとほとに朽ちしがうへに柳散るなり」 吉野秀雄

西堀、東堀、寺裏堀、蔵所堀、宮浦堀、鮫面堀、中横堀、南横掘、白山堀、
新津屋小路堀、広小路堀、五菜堀、北堀、東大畑堀、南大畑堀、赤坂堀、本間堀、
早川堀、舟入堀、
17世紀から20世紀半ばまで新潟の風情を醸し出した立役者だった。

ドン山、異人池、どっぺり坂、蕗谷虹児、白山公園、御国神社、会津八一記念館、
等々を巡る散歩道。新潟はやはり「新潟島」が歴史の地です。

ブログランキング

人気ブログランキングへ