しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

意見の相違と温度差

2012年03月16日 | Weblog
ほとほと意見の相違を埋めることの難しさを感じた。
温度差がある。
学校統合の問題を話し合う「第3回の地域検討会」での話だ。
二つの中学校が統廃合を教育委員会を通じて地域に協議事項として提起されている
問題だ。
発端は小学校の複式学級問題だ。2年と3年は複式の一クラスとなり、これからも傾向は変わらない。
この小学校の卒業する生徒の学校区の予定入学先の中学に大半が他校に流れ実際の中学校入学者が半数以下となってしまった。
隣接するもう一つの小学校でも傾向は似たりだ。
生徒が減少すると教員の配置基準に影響する。中学校では9教科ある授業を受け持つ
担任は9人必要である。
全校で1クラスとなれば校長を含めて3名の配置基準となる。
他の教科は代用教員、等の対応が出てくる。
中学校としての活動に支障が出ることは良く理解できる事態だ。
その為の隣接する中学校への統合問題なのだ。

問題の起きていない中学校は温度差がある。自分の中学はそもそも減ってはいるが
統合しなければ学校運営がうまくいかない。という認識が薄い。
一クラスか成立しない他校が編入してくることはやぶさかでないが、「合併統合」
校名まで変わるという編入方式は受け入れられない。という意見が大半だ。

一方複式学級を契機に生徒が減少続きの校区中学の保護者は生徒に負い目を感じるストレスを与えたくない。
つまり編入は希望しないのだ。大半が他校との「対等合併」を希望した。
協議の場での意見の対立は遂に出た。
「爆発する委員」「なだめる委員」
温度差は埋まらない。
全員が合意できる統合案などないのだ。どこかで賛否を採らねばならない。
しこりは必ず残る。地域で、保護者間で。時間が解決するのか。まだわからない。

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