復興庁の震災から4年間の累計(復興特別会計以外を含めた予算総額)は29兆4千億円である。
過去の大規模災害時の復興予算と比較してみると。関東大震災(1923年)では約6億円。これは当時の国家予算の3分の1強。
阪神・淡路の大震災(1995年)は5年間で約9.2兆円。被害総額は約10兆円だった。
2016年度の一般会計予算96兆7218億円の3分の一は29兆円であり、ほぼ関東大震災時並みの復興予算となっている。
当時整備されていなかった社会保障費用、生活扶助、防災・減災・安全交付金等で数兆円プラスされる。
当時、一般的でなかったボランテイアの無償奉仕活動を含めれば東日本大震災は「30兆円を大幅に超える被害」であった。
被災を受けた県の税収も復興が終わらぬ限り増えてゆかない。2020年の東京オリンピック開催時に完全復興元年として東北を
観光誘致先として世界にアピールしよう。復興した街並みを世界に示す絶好の機会だ。