しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

儲けの裏にリスク

2016年03月15日 | Weblog

自販機業界の売上は年間5兆円。中古自動車小売規模が年間3兆円だからかなりのもの。設置場所と電気料を負担すれば

自販機をタダで設置してくれる業界がある。儲けを重視する場合、自販機を自分で仕入れ、商品も自分で仕入れることができる。

「フルオペレータータイプ」土地だけ貸して、販売機を設置する方法。売上の20%が入る。1日に10本から15本は売れないと利益が出ない。

「セミオペレーションタイプ」自販機をリース、もしくは購入し、飲料の仕入れなども全て自分でこなす。

売上から仕入れ代金を引いた額が粗利となり、フルオペレーションタイプより2倍以上の収益となる。だが、しかし、

ゴミの回収も含めた負担もある。

自販機も40万から200万くらいまでかなりの価格だ。この自販機を自分で仕入れて設置しているオーナーが自販機荒らしに遭遇すると泣きを見る。 

先日、早朝のボランテイア清掃に出かけてみたら、警察官が大勢出て現場検証していた。

バールで自販機の扉を破って売上金を盗む被害の検証をしていた。ここの設置スタイルは後者「セミオペレーションタイプ」だった。

空き缶の回収箱も設置せず、自販機の周りはいつも飲み終わった空き缶が捨てられている管理が行き届かない場所だった。

小生が定期的にここの自販機の空き缶の残骸を清掃活動の一環として回収していた。

恐らく被害は「釣銭、売上、自販機代」だろう。商店主が7人も駆け付けた警察官に説明していた。

管理が行き届かないとみられる自販機は狙われやすい。  最新の自販機はバールでも開けにくい構造となっている。

それに管理は自販機設置メーカーである。今回、目にした「セミオープン方式の被害」設地者の被害は大きかった筈だ。


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