【HORSIN' AROUND】
ニック・トロスト考案。とあるHPで面白そうだなと思っていたところ、秋葉原でゲット。女性の顔、胴体(つか、胸)、腰の3枚のカードを使って,胴体(つか、胸)を当てるモンテです。設定でわかる通り、ジョーク系モンテです。 オチも強烈。ある絵を描く方が感心していたのですが、非常に矛盾のない絵でできています。いわゆる絵パケでモンテって珍しいですね。
【AUSTRALIAN ACES】
ニック・トロスト考案。 ニック・トロスト氏は易しく効果的なマジックを作る方です。この作品もクライマックスもあり、かなり、フェアに見せられます。手順を覚えるのが、やや、めんどくさいと感じる人もいるでしょうが、技術不要ですし、もともと、モンテって、ここにあるはずのカードが違うという複雑なマジックなのですから、手順が少々複雑なのはいたしかたなし。名作。欠点は題名がモンテっぽくないことと、ダウンアンダー(あべこべという感じ?)=オーストラリアという知識がないとわかりにくい演出になることでしょうか。
【カードはシグナル】
以前、紹介した【ジャックはペンキ屋さん】の別バージョンと言っていいだろう。単独のパケットトリックとして演じられ、オチはなかなか。小道具(?)を使うところが良い。マジックランドで購入。
・・・・・以下、3月27日追加・・・・・
【Q-tonte(クィーントンテ)】
考案:とん・おのさか。発売:マジックランド。3カードモンテタイプから始まり、4カードモンテタイプを経て、クライマックスへという手順のマジック。ジャンボカードなので、パーティーなどで演じることも可能。技法も少々使うのだが、マジシャンなら出来た方がいい技法しか使われていない。ジャンボカードでは、やりにくい技法も使われているのだが、それはちょっとした仕掛けでやりやすくなっている。カードの質、手順、仕掛けなどは、さすが、ランドである。なんで、今まで紹介しなかったんだろう?
たしか、紹介していなかったよなあ。してたら、すまん。
【ジャンボモンテ】
考案:星野徹義。手順:中島弘幸。販売:東京マジック。これもジャンボカードを用いている。かなり、フェアにカードを見せられる仕掛けがある。スタンドでやるのに向いている仕掛けだが、ジャンボサイズのカードなんだから、演技するとしたら、宴会やパーティーなので、当然と言えば当然か。
【ホワイトアウト】
原案:野島伸幸。「印刷カードの研究(トリックス)」所収。
はじめに言ってしまうが、これはモンテじゃない。ただ、三枚のカードを使う手順だから、モンテめいた演出が可能なのでここで紹介してしまおうとしているだけである。
演出としては、以下のような感じだろうか。
3枚の同じカードを見せて「どれも当たりのカードに見えるでしょうが、真ん中のカードは実ははずれです」などと言って、三枚のカードを振ると真ん中のカードが白紙になってしまう。それを繰り返していくと、すべて白紙になってしまい、モンテができない状態になって終わる。(それから他のモンテに移るのも、いいだろう)
※「印刷カードの研究」について
初心者にもすぐ習得できる傑作カードマジック「印刷トランプ」をマニアや中級者に楽しめるようにした解説書。主な章としては「基本手順の発展」「その他の応用手順」などがある。パケットトリックファンなら、持って損はない。
【そんな、モンテ】
考案:荒井晋一。3枚のカードから始まるが、ツーカードモンテの設定になる。モンテ系マジックにありがちな同じことの反復を避け、現象にめりはりをつけようという意図に基づいている作品。クライマックスも面白い。見せてもらっただけだが、本物、欲しいなぁ。コレクターの血がサワグス。
【同調して増える紙幣】
以前、紹介したアピアリングマネーに、おそらくはトリックス限定なのであろう応用手順についていた3カードモンテ系手品。はじめはスリーカードモンテ風だが、最終的には、お金が増えていくという客受けの良い手品。
【ジャンボカードの3カードモンテについて】
「アピアリングマネー」「同調して増える紙幣」「Q-tonte(クィーントンテ)」「ジャンボモンテ」「ダイヤ・モンテ」「バナナップル」「スリーカードモンテ(テンヨーのパーティーマジックコレクション)」「やさしいジャンボカードモンテ」「ビッグモンテ」
などなど、少し大きめ、あるいは、かなり大きめのカードで行う作品は少なくないです。
長所としては以下のことがあげられましょう。
〔1〕手順が比較的短く、クライマックスがある。
マジックは止め時が難しいのですが、きれいにオチがついた作品が多く、終わらせるのが楽です。また、短いといっても、しっかりとした現象が続くので、間はもたせられます。
〔2〕観客とのからみができる。
パーティーや宴会で観客と関係を持てる手品は貴重です。
〔3〕風に左右されにくい。
野外でやるとき(あぁ、もう花見の季節やないか!)に、ハンカチーフを使った手品は風の影響を受けやすいのですが、枚数が少ない3カードモンテは、全てのカードを手で押さえることが可能です。
ただし、以下の短所もあります。
〔4〕観客との関係が難しい。
酔った人には、現象を追う負担が意外と大きいということと、たくさんの観客のなかには、むきになってあてようとする人がいる場合があります。話術を磨くのも大事ですが、テンポよく、クライマックスへ持っていくことで、観客を満足させてあげましょう。納得より満足です。
以上、愚考でした。
― ― ― ― ― 以下、3月 28日追加 ― ― ― ― ― ― ― ―
【伸びるクィーン】
販売・製作 DPグループ。これもモンテではないなあ。だが、三枚でやるパケットトリックだからいれてしまおう(だんだんひどくなってきた)。現象は題名のまんま。
でも、かなりの傑作。
演出としては「当たりのカードはどれだか、わかりますか。そうです。ハートのクィーンです。他のカードとどこが違うか、わかりますか」などと言って演じるといいかも。
ニック・トロスト考案。とあるHPで面白そうだなと思っていたところ、秋葉原でゲット。女性の顔、胴体(つか、胸)、腰の3枚のカードを使って,胴体(つか、胸)を当てるモンテです。設定でわかる通り、ジョーク系モンテです。 オチも強烈。ある絵を描く方が感心していたのですが、非常に矛盾のない絵でできています。いわゆる絵パケでモンテって珍しいですね。
【AUSTRALIAN ACES】
ニック・トロスト考案。 ニック・トロスト氏は易しく効果的なマジックを作る方です。この作品もクライマックスもあり、かなり、フェアに見せられます。手順を覚えるのが、やや、めんどくさいと感じる人もいるでしょうが、技術不要ですし、もともと、モンテって、ここにあるはずのカードが違うという複雑なマジックなのですから、手順が少々複雑なのはいたしかたなし。名作。欠点は題名がモンテっぽくないことと、ダウンアンダー(あべこべという感じ?)=オーストラリアという知識がないとわかりにくい演出になることでしょうか。
【カードはシグナル】
以前、紹介した【ジャックはペンキ屋さん】の別バージョンと言っていいだろう。単独のパケットトリックとして演じられ、オチはなかなか。小道具(?)を使うところが良い。マジックランドで購入。
・・・・・以下、3月27日追加・・・・・
【Q-tonte(クィーントンテ)】
考案:とん・おのさか。発売:マジックランド。3カードモンテタイプから始まり、4カードモンテタイプを経て、クライマックスへという手順のマジック。ジャンボカードなので、パーティーなどで演じることも可能。技法も少々使うのだが、マジシャンなら出来た方がいい技法しか使われていない。ジャンボカードでは、やりにくい技法も使われているのだが、それはちょっとした仕掛けでやりやすくなっている。カードの質、手順、仕掛けなどは、さすが、ランドである。なんで、今まで紹介しなかったんだろう?
たしか、紹介していなかったよなあ。してたら、すまん。
【ジャンボモンテ】
考案:星野徹義。手順:中島弘幸。販売:東京マジック。これもジャンボカードを用いている。かなり、フェアにカードを見せられる仕掛けがある。スタンドでやるのに向いている仕掛けだが、ジャンボサイズのカードなんだから、演技するとしたら、宴会やパーティーなので、当然と言えば当然か。
【ホワイトアウト】
原案:野島伸幸。「印刷カードの研究(トリックス)」所収。
はじめに言ってしまうが、これはモンテじゃない。ただ、三枚のカードを使う手順だから、モンテめいた演出が可能なのでここで紹介してしまおうとしているだけである。
演出としては、以下のような感じだろうか。
3枚の同じカードを見せて「どれも当たりのカードに見えるでしょうが、真ん中のカードは実ははずれです」などと言って、三枚のカードを振ると真ん中のカードが白紙になってしまう。それを繰り返していくと、すべて白紙になってしまい、モンテができない状態になって終わる。(それから他のモンテに移るのも、いいだろう)
※「印刷カードの研究」について
初心者にもすぐ習得できる傑作カードマジック「印刷トランプ」をマニアや中級者に楽しめるようにした解説書。主な章としては「基本手順の発展」「その他の応用手順」などがある。パケットトリックファンなら、持って損はない。
【そんな、モンテ】
考案:荒井晋一。3枚のカードから始まるが、ツーカードモンテの設定になる。モンテ系マジックにありがちな同じことの反復を避け、現象にめりはりをつけようという意図に基づいている作品。クライマックスも面白い。見せてもらっただけだが、本物、欲しいなぁ。コレクターの血がサワグス。
【同調して増える紙幣】
以前、紹介したアピアリングマネーに、おそらくはトリックス限定なのであろう応用手順についていた3カードモンテ系手品。はじめはスリーカードモンテ風だが、最終的には、お金が増えていくという客受けの良い手品。
【ジャンボカードの3カードモンテについて】
「アピアリングマネー」「同調して増える紙幣」「Q-tonte(クィーントンテ)」「ジャンボモンテ」「ダイヤ・モンテ」「バナナップル」「スリーカードモンテ(テンヨーのパーティーマジックコレクション)」「やさしいジャンボカードモンテ」「ビッグモンテ」
などなど、少し大きめ、あるいは、かなり大きめのカードで行う作品は少なくないです。
長所としては以下のことがあげられましょう。
〔1〕手順が比較的短く、クライマックスがある。
マジックは止め時が難しいのですが、きれいにオチがついた作品が多く、終わらせるのが楽です。また、短いといっても、しっかりとした現象が続くので、間はもたせられます。
〔2〕観客とのからみができる。
パーティーや宴会で観客と関係を持てる手品は貴重です。
〔3〕風に左右されにくい。
野外でやるとき(あぁ、もう花見の季節やないか!)に、ハンカチーフを使った手品は風の影響を受けやすいのですが、枚数が少ない3カードモンテは、全てのカードを手で押さえることが可能です。
ただし、以下の短所もあります。
〔4〕観客との関係が難しい。
酔った人には、現象を追う負担が意外と大きいということと、たくさんの観客のなかには、むきになってあてようとする人がいる場合があります。話術を磨くのも大事ですが、テンポよく、クライマックスへ持っていくことで、観客を満足させてあげましょう。納得より満足です。
以上、愚考でした。
― ― ― ― ― 以下、3月 28日追加 ― ― ― ― ― ― ― ―
【伸びるクィーン】
販売・製作 DPグループ。これもモンテではないなあ。だが、三枚でやるパケットトリックだからいれてしまおう(だんだんひどくなってきた)。現象は題名のまんま。
でも、かなりの傑作。
演出としては「当たりのカードはどれだか、わかりますか。そうです。ハートのクィーンです。他のカードとどこが違うか、わかりますか」などと言って演じるといいかも。