国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

3カードモンテ(続々々々々々々々々)

2006-03-04 23:44:35 | 3カードモンテ
【レフト・アウト】
考案 田中祐一。 マジックファンタジア製。購入もマジックファンタジア。もはや、ジャンルとして確立しつつある、仲間外れを探せ系のモンテです。この作品はオリジナル性が高く、カードの変化が鮮やかな作品です。
何回か当てさせて、突然、「違うんですよ」と言うと変化しているといった展開で演じましたが、ほとんど初めて手品を見るという人(注)にもウケは良かったです。
かなりフェアな手品で同類の手品と違い、カードの××が見せられる上に、×××××も使っていません。
商品の詳細はここで見てください。ただ前記の××の部分はHPにも紹介されていない部分として私が評価している部分なんですが、タネの推測につながるかもしれないので、伏字です。

オープニングはいやらしくそのあたりを誇張して演じてもいいかもしれません。つか、しました(^_^;)

注・・・仲間外れ系のモンテは、本来、普通の3カードモンテを見たことがある人に
    見せるべきでしょう。



【仲間外れ系モンテちょっといい話】

仲間外れというコンセプトはパケットマジックに多いということを、ある方から教わりました。それはワイルドカードなどで良く利用される技法の性質と対応しているということで非常に納得できました(この辺り、マニアの方はわかると思います)。

が、だ。

その技法をなんと【イチャモンテ】【仲間はずれ】では、最初の仲間外れのカードを示すために用いてはいないんですね。【レフトアウト】では、ノーテクニックなので使ってもいないんです。

ちょっと、感動しました。ある方(上記と同じ方です)が【仲間外れ】に感心していた部分の意味もわかりました。

一つのジャンル(注)にこだわると逆に差異がわかり、作品の奥深さが実感できることがあります。

やっぱり、手品って面白いです。



ちなみに私が現在こだわっているジャンルは「3カードモンテ」「ワイルドカード」「コインボックス」「カップ&ボール」です。

【CAJ Deck】

バイスクル赤裏のGaff Deckです。その中から3カードモンテがテーマのものを紹介しておきます。

●3カードモンテ
有名なギミックカードですが、演出はカードをS字にすることで観客に当てやすくするという演出にしています。観客のためだけではなく、演じ手にもありがたい演出と言えるでしょう。

●テンプレーション
以前、紹介したテンプレーションのバリエーション用のカードです。手順はついていません。




3月5日にCAJの部分を追加。

【万能モンテ】
ペドロ・ラセルダ氏の作品で、World Magic Friends Conventionのレクチュアーノートに入っている。99年。マジックランドで出版。折り曲げることで、あたりのカードをはっきりさせたり、意外で視覚的にも鮮やかなクライマックスがあったりとかなりのいい手順。99年、当時、つまり、ほとんど素人(あ。今もだ。)だった頃、多くの人に似たような現象を見せられていたような気がする。それだけ見せるに値する手品だったということだったのだろう。



3月6日に【万能モンテ】の部分を追加。

コメント
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