国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

コンテストに出たことについて

2024-10-17 12:12:46 | マジック

●前段なのだが、お恥ずかしいことに、隠居生活をして9年である。

 もったいぶっているが、引きこもり9年である。

 なぜに9年とわかるかというとGoogleが教えてくれたのである。

 ち。

●そんな私がインティキマジック賞で完走できた、つまり、最後まで演技ができたのは、ゆうきともオンラインでゆうきとも師からアドバイスをいただけたのが大きい。

 そのアドバイスにそって台本を書き、練習をし、その残像のおかげで完走できた。

 「残像」と書いたのは後述。

 なお、この演技でよい点があったとすれば(アドバイスのほとんどを守れなかった...)、ゆうきとも師のおかげである。

●出場者の方々は複数のコンテストに出られたり、パフォーマンス経験が私より多い方(たとえばFISMアジア出場者の市原冬真氏=1位受賞者)ばかりであった。

 まあ、コンテスト初挑戦ですし、隠居(引きこもり)でしたし。

 自主公演をしても妻の友人、元同僚、親戚までであり、純粋な他人の前ではほぼ演じていないのでは?

 ボランティアもなあ、出来がちょっとなあ。

●まあ、経験値が出場者の中で一番低かったのは事実である。

●さて、当日だが、午前中の練習は冒頭部で説明が滅茶苦茶になったので取りやめ、昼食に行く。

 昼食は名店である「一鶴」にて鶏料理。これだけで高松に来たかいがあった。うまい。

●午後の練習。

 下手なのに時間オーバー。

 15分になってしまったことも。

 どうやっても10分以内にならない。

●そこで思い切って1つ演目を捨てる。

 直前(15:30だ)の変更は危険とはいえ、これは私の実力の範囲では名案だったと思う。

●予言現象をしなくてよくなり、シンクロニシティ現象だけで統一できるようになった。

 これだけでもかなり楽に。

 予言とシンクロニシティ現象が混在していたせいで締めの部分のせりふに苦心していたのである。

 しかも、時間は短縮され、せりふ数も減る。

 少し、見通しがついた。

 なお、この際、BGMは3回同じ曲が流れるように設定していたが、1回に減らす。

 オープニング以外に効果がないなと判断したため。

 

●16:00過ぎ、会場入り。

 重装備の方々が複数いらっしゃる。

 明らかに重装備の方は3名。わたしより軽装備のかたは2人といったところか。

 

●で、だ。

 本番が始まると酷かった。

●手の震えが止まらない。何よりも頭の中が白紙になった。

 その場で「すいません」といって演技を終了しようかと思ったくらい。

 人前まして相手は審査員(深井洋正師もいらした)であるし、照明が私に当たっている。

 カメラが正面にあったのも怖かったかもしれない。

 まあ、ぶっちゃけパニくったのである。

●手が震えるあまり、ボードで説明するときに体に押しつけるなどして、必死に続けた。

 続けられたのは曲がりなりにも練習をしてきたおかげであろう。残像を追いかけたのである。条件反射でもある。

 しかし、きらいな接続表現は使うわ、観客にため口は聞くわ、なにより説明は滅茶苦茶だわで逃げ出したくてたまらなかった。

 後半、少々のゆとりができ、観客の方の反応も見られた。

 うなずいていただけたり、声をかけていただいたり、観客(=審査員)の方の優しさに助けられたとでもいおうか。

 

●敗因。

 ・練習不足。これが最大の敗因である。練習段階でも満足のいく結果が得られなかった。

 ・人生レベルで引きこもりすぎた。純粋な他人様の前で演じなくては。というか、純粋な人前にでないといけないのでは? 国語の無料講義でもしようかしら。

 ・コンテストというものに慣れていない。審査員がいて、他のコンテスタントがいるという環境を初めて経験した。照明とカメラというのも怖い存在であった。カメラ怖いな。記録されるというのは恐怖だ。

 ・キャラクターがない。「優しい人柄がしのばれる」という評価を得たことがある。もっと、不思議な雰囲気を出せないものか。キャラクターができていると話し方とか、現象の示し方とか、世界観とかが示しやすい気がする。あくまでも気がする。その結果、練習もしやすくなる気がするなあ。これもまた、気がする。

 などなどか。

●現状。

 燃え尽き症候群にはなっていない。

 まだ、マジックに関心を持てている。

 現在、カラービジョンに関心あり。

 え、今さら? という方もいらっしゃるとは思うが、面白いじゃねーか、これ。

 自分のキャラクターとして「月刊ムー」マジシャンにでもなろうかと思っている。メンタルマジシャンとして良いかも。

 裏表紙も活用するともう一段オチがつくれるかもという示唆をインティキマジシャンてるした氏より受ける。なるほど、使えるものは隅々までということですね。

 

●今回の記事を書くにあたり、整理できないことだらけであった。

 下書きだけでも4回分ある。

 自分でも整理しきっていないが、記憶が薄れる前にまとめておくことにしました。

 

 

コメント
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