旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ルクソール神殿が教会だった名残

2020-02-06 10:04:20 | エジプト
ルクソール神殿↓は今、古代エジプトの神殿として復元されている。

古代エジプト第18王朝(紀元前16世紀ごろ)からつくられはじめた神殿だが、後世なんども改築されている。
紀元前4世紀のアレキサンダー大王の神殿はそれまでのエジプトの神々のスタイルを踏襲しているが、一神教のキリスト教時代になるとそれまでの神々を壊して新たな祈祷所をあらたに建設している。
↓下の写真でアーチ型のところをよくみるとしっくいが塗られてフレスコ画が描かれていたのがわかる↓

別の場所もこんな↓

「最後の晩餐」とか「受胎告知」とか、教会建築でよくみられる絵があったのだ。
紀元後四世紀ごろかもしれない。

古代エジプトの宗教はこの時代までに文字さえ読める人がいなくなり、古代建築を壊して、石材を再利用して、教会を構築するのも普通だった。
↓再利用した古代エジプトの神様は、わざわざさかさまにはめ込まれたりしている↓





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