2003年オーストラリアの旅より
ケアンズあたりはサンゴ礁の海グレートバリアリーフだが、そこから南へ1500㎞ほどいくと砂浜のゴールドコースト。
海を使ったアミューズメント・パークがいくつもある
シーワールドの水上スキーのショーはここならでは
ペリカンをこんな間近で見たのははじめて
ほんとに大きなくちばしと袋!
空港近くにあるカランビン動物公園では、タスマニアデビルがいた↓
平和なタスマニアでは「猛獣」なんだけれど、ぱっとみ小型で不機嫌そうな顏がかわいい。
すごく特徴的な歩き方をする。写真を撮ろうとするけれど・・・
ちょろちょろ動きまわってうまく撮れなぁい
そこいくと
このこはだいじょうぶ
こんなチェスも売っておりました。
*
海の街ゴールドコーストを観光するのにピッタリな乗り物はこれ↓
↑水陸両用車でのツアーはワシントンDCなんかでもあって「ダックツアー」と称しているのだけれど、ここゴールドコーストではペリカンの顔してます(^^)
じゃぼーんっと海に入るとそのままクルーズ
豪邸やマンションを海から見る
**
ショッピング・アーケードにはなんと
フィレンツェにあるミケランジェロの「ダビデ」の原寸大レプリカが↑
・・・ホンモノそっくりなはずなのに、なぜかちっとも心に迫るものを感じられなかった
※フィレンツェで本物をじっくり見た時の話はこちらに載せています
***
空港のブックショップで、2002年に日本で観たオーストラリア映画の原作を見つけた↓
原題は「Rabbit-Proof Fence」。
入植した農民がウサギが入ってこないように何百㌔にもわたって築いた壁のこと。
二十世紀前半、白豪主義のオーストラリアで同化政策のために家族から引き離された幼いアボリジニの姉妹が、このフェンスをたどって自分たちの家に帰ろうとする話。
※こちらにテレビ東京の紹介頁があります
「アボリジニ」という言葉は 「ab-origine=起源から」という意味で、ローマ人がイタリア半島を征服していく過程で先に住んでいた部族や動物を指して使ったラテン語が元。征服された部族はローマ人の言葉と文化を学ぶことで同化して(させられて)いった。特に支配階級の子供たちは部族から離され、ローマ人の家庭で育てるようにした。
オーストラリアを征服した白人たちも同じように、先住民族アボリジニの子供たちは親から引き離して欧米風に教育することが彼らのためになると考えた。
だが↑こんな小さな子供たちを親から引き離し、キリスト教団体の運営する寄宿者で生活させたのは間違いではなかったか?
今ではこの世代の子供たちを↑親たちから「盗まれた子供たち」=「STOLEN CHILDEN」と呼ぶようになっている。
20世紀も終わりになって、オーストラリアやニュージーランドの白人たちも、先住民(オーストラリアではアボリジニ、ニュージーランドではマオリ、とひとくくりに呼ぶ)の言語や文化を「自分たちの文化」として遇するようになってきた。
何万キロも離れた土地でいくら母国イギリス風に生活しても、母国からは真似としかみなされない。
入植から二百年とすこし。何世代にもわたって虐げてきた先住民たちの文化こそ「自分たちの文化」であると理解しはじめてやっと、入植者たちはほんとうのオーストラリア人・ニュージーランド人になれたと言えるのだろう。
ケアンズあたりはサンゴ礁の海グレートバリアリーフだが、そこから南へ1500㎞ほどいくと砂浜のゴールドコースト。
海を使ったアミューズメント・パークがいくつもある
シーワールドの水上スキーのショーはここならでは
ペリカンをこんな間近で見たのははじめて
ほんとに大きなくちばしと袋!
空港近くにあるカランビン動物公園では、タスマニアデビルがいた↓
平和なタスマニアでは「猛獣」なんだけれど、ぱっとみ小型で不機嫌そうな顏がかわいい。
すごく特徴的な歩き方をする。写真を撮ろうとするけれど・・・
ちょろちょろ動きまわってうまく撮れなぁい
そこいくと
このこはだいじょうぶ
こんなチェスも売っておりました。
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海の街ゴールドコーストを観光するのにピッタリな乗り物はこれ↓
↑水陸両用車でのツアーはワシントンDCなんかでもあって「ダックツアー」と称しているのだけれど、ここゴールドコーストではペリカンの顔してます(^^)
じゃぼーんっと海に入るとそのままクルーズ
豪邸やマンションを海から見る
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ショッピング・アーケードにはなんと
フィレンツェにあるミケランジェロの「ダビデ」の原寸大レプリカが↑
・・・ホンモノそっくりなはずなのに、なぜかちっとも心に迫るものを感じられなかった
※フィレンツェで本物をじっくり見た時の話はこちらに載せています
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空港のブックショップで、2002年に日本で観たオーストラリア映画の原作を見つけた↓
原題は「Rabbit-Proof Fence」。
入植した農民がウサギが入ってこないように何百㌔にもわたって築いた壁のこと。
二十世紀前半、白豪主義のオーストラリアで同化政策のために家族から引き離された幼いアボリジニの姉妹が、このフェンスをたどって自分たちの家に帰ろうとする話。
※こちらにテレビ東京の紹介頁があります
「アボリジニ」という言葉は 「ab-origine=起源から」という意味で、ローマ人がイタリア半島を征服していく過程で先に住んでいた部族や動物を指して使ったラテン語が元。征服された部族はローマ人の言葉と文化を学ぶことで同化して(させられて)いった。特に支配階級の子供たちは部族から離され、ローマ人の家庭で育てるようにした。
オーストラリアを征服した白人たちも同じように、先住民族アボリジニの子供たちは親から引き離して欧米風に教育することが彼らのためになると考えた。
だが↑こんな小さな子供たちを親から引き離し、キリスト教団体の運営する寄宿者で生活させたのは間違いではなかったか?
今ではこの世代の子供たちを↑親たちから「盗まれた子供たち」=「STOLEN CHILDEN」と呼ぶようになっている。
20世紀も終わりになって、オーストラリアやニュージーランドの白人たちも、先住民(オーストラリアではアボリジニ、ニュージーランドではマオリ、とひとくくりに呼ぶ)の言語や文化を「自分たちの文化」として遇するようになってきた。
何万キロも離れた土地でいくら母国イギリス風に生活しても、母国からは真似としかみなされない。
入植から二百年とすこし。何世代にもわたって虐げてきた先住民たちの文化こそ「自分たちの文化」であると理解しはじめてやっと、入植者たちはほんとうのオーストラリア人・ニュージーランド人になれたと言えるのだろう。