旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ダブリン観光~トリニティカレッジ、国立博物館、ハーフ・ペニー・ブリッジ、総合郵便局

2019-08-22 15:00:00 | アイルランド
ダブリン観光というこの図書館ははずせない↓

でも、ずいぶん混んでます。入場券はネット予約マストの行列

まずは「世界一美しい」とも言われる「ケルズの書」(本体は完全撮影禁止)の解説があり

装飾文字や

使われている顔料について

「ケルズの書」の部屋を出ると、冒頭の図書館の「ロング・ルーム」に出る↓
古今の著作家の胸像が並ぶ↓ホメロスやら

↓シェークスピアやら

ここに展示されていたアイリッシュ・ハープは必見↓

実際に使われていたのだろう擦り切れ方をしている。これを見て「カロランもきっとこういうのを弾いていたんだろう」と思う。
↓カロランの像は旧アイルランド紙幣に描かれていたそうだが、ユーロになった今はなくなってしまった。
↓今はアイルランドでつくられた1ユーロにアイリッシュ・ハープが描かれているだけ↓

**
★考古学博物館
タラの丘から発見された国宝のブローチ

聖パトリックが使っていたとされる六世紀ごろの鐘↓

それを保護するためにつくられた豪華な入れ物↓



こういった豪華な工芸品というのはどこの博物館でも見られるが、多分ここでしか見られないのが泥炭地から見つかった人体↓

ピートあるいはボグと呼ばれる泥炭地は酸素を遮断してミイラ化させていった。
三体が展示されているが、どれも二十から三十代の男性。
紀元前一世紀から紀元後三世紀のあいだ頃と推察される。
王権からの生贄だったのか、戦って殺されたのかは不明。

↓その人物の顏を復元した蝋人形が置かれていたのだが…↓

昨夜夕食に入ったパブのバーテンダーとあまりに似ていてびっくり↓

今度あの店に行ったら(いつ?)知っているか本人にきいてみよう(^.^)

博物館で解散し、ミュージアム・カフェでランチにした。

なかなかおいしいパイでした。


バトラーチョコレート屋さんに寄ってからホテルに戻る

***

夜の「リバーダンス」ショーまでしばらくホテル近くのダブリンを歩く
ホテルすぐ前には2000年にかけられたミレニアム橋があるが、そのすぐとなりが通称「ハーフペニーブリッジ」↓

当時、ダブリン市内のリフィ川に橋はなく七か所で渡し船が運航していた。
1816年にこの橋をかけたのは、リフィ川に渡し船を運航していたウィリアム・ウォルシュという人物。
渡し船の老朽化対策として、当時やっと可能になっていた「鉄の橋を架ける」という対策をうった。
※世界最初の鉄の橋を訪れた時の話をこちらからごらんください
橋を渡るのが有料なのは当時あたりまえだった。

料金は「百年間」ということになっていたが、1919年まで徴収が続けられたそうな

川岸を歩いて、ダブリンの銀座・オコンネル通りに向かう。かもめがいっぱい待ってます。


オコンネルは19世前半に「カトリック刑罰法」と呼ばれた差別的法律を改正させた人物の名前。
この通りにはアイルランド独立への道を拓いていった人々の像がならんでいる

最も象徴的な建物が、1916年の「イースター蜂起」で占拠され、最後まで抵抗した中央郵便局↓

ギリシャ神殿風の立派な建物だが蜂起の鎮圧の際に砲撃されて壁だけが残るありさまだった
※映画「マイケル・コリンズ」の予告編にその様子が再現されています

アイルランドが完全な独立国となったのは1948年のこと。
建物内部に「イースター蜂起」を記念したプレートがある↓

ここは今でも中央郵便局である。
****
ホテルの近く、テンプルバー地区にあったアイルランド土産の店


ショーの前にしばらく休憩(^.^)
食事してから行こうなんて思わないこと。


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