旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

アイルランドから帰国する朝

2019-08-23 12:00:00 | アイルランド
ホテルの部屋から朝焼けを背景にしたTHE SPIREが見えた↓

高さ120mのステンレス製の「針」は2002年に建設された。
きのうの午後その根元まで行ったのだが↓

帰国後に調べなおして知ったことがある。
この場所にはかつて花崗岩でつくられた高さ37mの「ネルソン記念柱」があったのだ。
それは1805年ネルソン提督がトラファルガーの海戦でナポレオンに勝利したことを記念して1809年に完成。
百六十六段を登ってダブリン市内を一望できる、観光名所になっていた。

ロンドンのトラファルガー広場にある「ネルソン記念柱」と同じ?
そう、同じなのだがロンドンのものが完成したのは1843年だからダブリンの方がずっと早い。

1916年の「イースター蜂起」でギリシャ神殿風の郵便局が壁だけになっている写真の後ろに「ネルソン記念柱」が写っている↓

では、いつこの柱はなくなったのか?
なんと1966年にIRAのテロにより爆破されていた。
3月8日午前1時半のことだった↓

※郵便局の屋根から撮影された写真↑
柱は修復されることなく、一週間後に今度は政府の手によって「片づけ」られてなくなった。
アイルランドにとっては英国人の英雄像をダブリンのど真ん中に立てておきたくなかっただろう。
THE SPIREはそんな場所に建設されていたのだった。

**
ダブリン空港が近づいてきた

アイルランドのウィスキーはここで買っておかなくては。
さすがに種類が多い↓


↓休憩エリアにこんな場所があった↓

↓歩いて搭乗

↓緑のアイルランド、またきっと来ます(^.^)










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