ジブラルタルを出て、午後三時前に内陸のロンダに到着した。今回は念願のパラドールに宿泊。チェックインして、ガイドさんと共にあるきはじめた。まずは、いちばん印象的な「新橋」(1751年完成)を、午後の光でいちばんきれいに見える場所へ案内していただいた。
市街にいては分からないのがこの高さ・この地形のロンダであります
今回は通常のツアーでは、通常の観光では時間が足らなくて訪れない旧市街と、そこにあるアラブ時代の井戸へ下りる体験もしていただいた。
旧市街の中心、マヨール広場に面したマヨール教会。バルコニーは広場で行われた闘牛などの行事を見るために付け加えられたもの
セビリアに今でも住む貴族が所有する16世紀からの邸宅。新大陸アメリカの先住民族らしき人物像で飾られている
元はモスクのミナレットだった塔⇒ 後に教会の鐘楼になるがその教会もなくなってしまい。、今は頭だけがぽつんと残されている。均整のとれた、古くならない装飾がされている。
★「王の家」の庭から川面までぐるぐると降りる井戸階段がはじまる⇒
⇒ここについては⇒以前の写真日記をごらんください。 意外なほど美しい水面まを全員ごらんいただいて、今度は「アラブ橋」「ローマ橋」を目指す。
フェリペ五世王が建設した門※「新橋」が一度建設されたものの崩落して、再びこの古い坂道がロンダへの入口になったので、ここに門を設置したと思われる
下に見えるのが「ローマ橋」
写真右上にかまぼこ型をした屋根が見えるだろうか。これはアラブ時代の浴場で、イベリア半島に残るもっともよく保存されたものと言われる。・・・というのは、19世紀ここに庭園をつくろうとした貴族が土の中に埋もれていたのを発見したから。川沿いにあったので埋もれていたのですね。
近くに水道橋の様な構造物が見えたのでガイドさんに確かめる⇒「あ、あれはアラブ時代の浴場に水を供給する為のもので、ロバがぐるぐるまわって川の水をくみ上げていたのよ」とのこと。なぁるほどね。
こちらは●アラブ橋⇒この橋ができたおかげで旧市街を隔てた地域も発展した。13,4世紀のものだろうか。冒頭の「新橋」がなぜその名前で呼ばれるかがこれらを見ると理解できる。
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新市街側にある闘牛場を訪れる。ここも18世紀終わりごろに完成し、使い続けられている。
今は入場料七ユーロ。高くなったが、見学できる場所も増えた。牛が入れられる場所⇒ 馬が大事にされている場所⇒
など、舞台裏がよく分かるようになった。
*****翌朝は8時から朝食。この時期七時半ごろにようやく散歩できる明るさになる
すぐ近くの公園には、現代の闘牛スタイルをつくりあげたとされるペドロ・ロメロはじめ伝説の闘牛士たちの記念碑がはめこまれている 朝陽をあびるパラドール
「新橋」もきのうとは逆側が朝陽をあびている
今日はお昼ごろにはグラナダへ到着予定。宿泊もグラナダなので、アルハンブラだけでなく旧市街も見学できる予定。