金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

ホテイアオイ(奈良・本薬師寺跡)

2015年09月08日 11時46分34秒 | ホテイアオイ

     本薬師寺跡周辺の 休耕水田に涼しげに咲く「ホテイアオイ」。
     今年も6月に14000株植えられたそうですが、現在では4万株、
     最終的には5万株近くにも膨れあがるそうです。

     この物凄い繁殖力で田んぼを荒らすため、害草と嫌われ、
     有害帰化植物リストに名を連ねています。

     が、そんなことはお構いなく、すみれ色のジュウタンを一目
  見ようと、多くの人が訪れ、連日大賑わい。
    
  私もその大勢の一人として、賑わいに参加してきました。

 

    
     ホテイアオイは、南米原産の水草。水に浮いて育ちます。
     花は日照に合わせて開花し、
     夕方にはしぼんでしまいます。

     しかし、花は毎日入れかわりますので、
     いつ見ても、
     色は鮮やかですよ。


 

           
     一面に水田が広がり、ホテイアオイの花・花・花。
     
正面の小山は、大和三山の一つ「畝傍山」。


     
     強い繁殖力で、水面が見える部分も、
     数日たてば、
     
緑と淡紫で埋め尽くされてしまうそうです。


       
     手ぶれのないようにと、三脚を持参しましたが、
    重たい三脚を抱えての撮影になってしまいました。
    
         いつもの事ながら、
    良く調べとくべきやったナ。


 

 

      本薬師寺は現在、西の京にある薬師寺の前身に当たるそうで、
     天武9年(680年)に建立された白鳳時代のお寺。

     今は境内に小室があるだけですが、跡地には礎石や、
     塔の上壇などが残っており、
     大きなお寺であったことが、うかがい知れます。


 

     跡地に残る礎石。

     東塔跡礎石。

           超特大のホテイアオイ。

      
        これなに?
     南米原産の草食性のジャンボタニシ(スクミリンゴカイ)です。
     日本には食用として入ってきたものが野生化。

     稲の根っこなどを食べるので、
     ホテイアオイ同様、嫌われもの。
     
     ホテイアオイもこのジャンボタニシの食材の一つ。
     天敵です。


 
     その嫌われもの、ジャンボタニシのタマゴ。
     用水路の壁などにも気持ち悪いほど、
     大量に産み付けられていました。
     

 

      ペアルックで…。

      
    ハスの花はもう終わっていましたが、
   まもなく彼岸花が咲き始めます。


 

      夕景もいいよと聞いていましたので、
     それではと待機していましたが、
     あいにく厚い雨雲がかかり、アウト。

     水面が赤く染まるところも見たかったのに、、、。


 

     中央の大きな木があるところが、白鳳時代、
     本薬師寺の東塔が建っていた場所。

      
     ホテイアオイは次々と花を咲かせますので、
     9月末頃までOKだそうですよ。

     今回、私は近鉄電車を利用しましたが、
     畝傍御陵前下車、本薬師寺跡まで10分
     足らずで行けました。
                                                                        (2015・9・8)

 

 


神秘的!カラスウリの開花②

2015年09月05日 01時30分58秒 | 金剛山の山野草

      前回、カラスウリを紹介致しましたが、咲き始めと花の全開のみのアップで、
      途中の経過を省いてしまいました。

     枚数が多くなると考えたためなのですが、見直して見ますと私自身、
     尻切れトンボ感と言いますか、
     なにか物足りなさを感じ、スッキリ致しません。

     そこでもう一度、カラスウリ開花の模様をアップさせていただきます。

     私の自己満足ですが、お付き合いよろしくお願い致します。

     カラスウリの開花は、辺りが暗くなると始まります。
     花の全開まで30~60分ほどかかりますが、
     翌朝にはしぼんでしまいます。


    PM18・08  目ぼしをつけていました蕾の先が、割れ始めました。
            開花ショーの始まりです。

     PM18・26

     
     カメラのファインダーごしに、細いレース糸?
     の躍動するのが、手に取るようにわかるんですよ。

     それにしましても、クシャクシャの状態で、
     よく
からまないものなのですね。

 

     PM18・31

     PM18・40

 

     PM18・48

     PM18・55

      PM19・03

 

      ほぼ全部の花が咲き終わりましたのが、
      PM19・43でした。

      AM7・16 
     翌朝見に行きますと、前夜純白のレースをまとっていたカラスウリ、
     このような姿に変わっていました。

     左下には今夜開花の蕾が、スタンバイ…

 

          ヤマホトトギス(ユリ科)

      ギンリョウソウモドキ(イチヤクソウ科)

 
     ナンバンギセル(ハマウツボ科)

     今年はダメか?と諦めかけていました、園地のナンバンギセル。
     今日、立ち寄りましたら、5つ花芽が出ていました。

     開花はもう少し先のようですが、楽しみですね。

 


     タマゴタケ(テングタケ科)

     バス道沿いにポツンと…。

      

     ナンバンハコベ(ナデシコ科)
     花の形が面白く、一度目にすると、
     忘れられませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          

    
     いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。

                                     (2015・9・5)

 

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神秘的! カラスウリの花

2015年09月02日 18時18分12秒 | 金剛山の山野草

     夜に真っ白なレース状の花を咲かす「カラスウリ」.


     カラスウリは日没後から開花が始まり、8時頃に全開、
     夜明けとともに萎んでしまう一夜花です。

     薄暗くなると蕾に動きが見え始め、次第に開いていく過程は、
     神秘的で感動を覚えました。

     が、やぶ蚊の攻撃と、イノシシも出没する金剛山、
     勝手知ったるお山といえども、昼と夜とでは大違い。
     
           真っ暗な夜間の私一人での撮影で、
     ちょっと恐怖を感じました。

     
              

                      
                          PM8・00頃、満開状態のカラスウリの花です。

 

 

               PM7・00頃、蕾の先が割れ、開花ショーの始まりです。

                    カラスウリの果実。
              
             カラスウリは雌雄異株。雌株に果実がつき、
             9月末~10月には、このような姿に変身します。
 
            (この写真は昨年撮影したものです)

              
                   
ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

 

             ナンバンハコベ(ナデシコ科)

           

             オタカラコウ(キク科)

 

         
         
      アキギリ(シソ科)

 

          
          クルマバナ(シソ科)

 

 
               ナンバンギセル(ハマウツボ科)

          赤阪村の近くで、毎年姿を見せてくれるナンバンギセル、
          「そろそろかな…」と思い、足を運ぶと
          ドンピシャ!でした。

          この場所は、ナンバンギセルにとって、
          住み心地がいいのでしょうね。

 

                キクバヤマボクチ(キク科)

               だいぶ蕾が大きくなってきましたが、この子、
               この状態から開花までが長すぎるんですよね。

               毎年、咲くのをイライラしながら待ってます、、、。

          
               ガンクビソウ(キク科)

         
オトコエシ(スイカズラ科)

 ヤブツルアズキ(マメ科)

                                                              (2015・9・2)