Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

そして僕は途方にくれる

2007年09月21日 | Weblog

新車の納車がまた遅れるという連絡があった
ディーラーOPのカーナビの取付に時間がかかっているという
ほぼ純正のカーナビの取付に時間がかかるというのも難解な話
楽しみにしている姫さまはガッカリしていた


*-*-*

宮崎あたりにいると万事こんな感じだ
ウチの顧客からもすごいクレームの話を聞かされることがある

ある運送会社の経営者から聞いた話

某トラック販社の担当者が
「今年発売したオートマはすごく燃費がいい、原油価格高騰しているし
今回はそのオートマをいれてくださいよぉ(願)」
と何度も営業をかけてきたので社長も
「仕方ないな」と承諾

めでたく納車になった日、運転手から電話
「社長!オートマっていうとらんかったっけ?」

納車されたのはピカピカのマニュアル車!?

販社の支店長と担当者が飛んできて謝ったという


ここまで聞いて「ちょっとネタっぽいな」と思ったが、翌週その販社でこの話題に
なったとき、担当者が








「おぉ、あんときゃ支店長がほんまに泣いちょったんよ、びっくりしたわぁ」


と溜息をついて感心?していた

基はこの担当者の発注ミスなのだが、支店長の涙で燃費の話なんんかは
どこかに消えてしまったらしい

泣かれてナットクしてしまうこの社長もすごいが
それにしても恐るべきクレーム対応能力だ・・・・・


ちなみにこの経営者は日向の山奥の出身でなかなかイイひと
少年時代の話で
①川向こうの未舗装路を自動車が通るとばあちゃんが毎回土下座していた
②小学校の最後2年間は米が不作で芋からとった澱粉を粒状にして米の代用食を作らされたが、父親が厳に「バカ、こりゃ米じゃ」と云い張っていた
など痛快な話が聞ける社長だ

年齢は父と1歳しか違わないのだが、社長曰く
「うちの40年代とアンタのは違うんよ、ダムができるまでは電気もなかったんやから
明治時代みたいな暮らしよぉ」と

それで山から逃げて色々やって転々として今は運送屋になっているんだそうだ




人に涙の歴史あり・・・・・



<今日の気付き>

この社長は販社の支店長の涙に負けて、マニュアル車でナットクしてしまう偉大な人なのだが




販社の担当者は相変わらず担当していて


「社長が「わかった」って云っちょるのに、まだあん運転手はブツブツ云いいよんのよね、ありゃバカじゃね」

と反省の色を見せていない・・・・・・・・・みやざきぃ・・・・・(-公-)

コメント
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