いやはや初日が、満腹とともに終わったと思うまもなく
翌日からは朝食がコンチネンタルなので朝から満腹街道まっしぐら
<積丹半島>
朝食を済ませると同時にレンタカーを借り受け、小樽方面は積丹半島へ
一旦、札樽自動車道を終点まで走りきり小樽を通り越して余市へ
空はどんより曇っているが借りたHV車/インサイトは快調
そこそこ走ってもほとんど燃料系が動かない
余市にはニッカウイスキーの工場があって、ちょこっと試飲もできるらしいのだが
飲酒運転はご法度なのでそのとなりにある「スペース童夢」へ
余市はあの宇宙飛行士/毛利衛氏の出身地ということで宇宙記念館を作って
しまったというのだ
この施設で最も面白かったのが、意外に「プラネタリウム」だった
移動式でドーム型のテントを広げながらとこでも星空が作れるしろもの
しかし、面白いのはこのテントでもなく機械でもない
説明してくれるお兄さんが、北海道っぽくて笑わせてくれる
ここで会話を再現しても恐らく伝わらないのだが、まず一言目に
「いやぁ、まっ、ただのプラネタリウムなんですけどねぇ」と始まって
星の世界の話がずいぶん身近に感じられたのは事実だ
ついでに、この施設の300mほど手前には温泉「宇宙の湯」があるのだが
この温泉施設をなめていたら、(後で知ったのだが)なんと毛利氏の実家だった
宇宙飛行士になるということは、実家のよこに記念館が建ってしまうほどの偉業だということなのだ
王子もこれから活躍して、ぜひ記念館でも建ててもらえるほどになってほしいものだ
そして、ここからさらに足を伸ばして父のおすすめであるニューしゃこんたん号に乗船する
このニューしゃこたん号は単なる水中展望船なのだ
ふたりとも真剣に海の中をみているが、ムラサキウニの群生や魚たちの群れなす姿に感激していた
が、海底などより「かもめたち」の奮闘の方が俄然盛り上がるのだ
そう、かもめに餌をやるアトラクションなのだ
かもめというのは雑食で、ともすればカラスよりも貪欲で、その体格からカラスを排除して
餌をあさることもあるくらいだというが
そのいきおいはすさまじいものがあって、追いかけてくるわくるわ
こんな調子で、ちょっと引き気味の子どもたちからもどんどんパン耳を奪っていく
このアトラクションはちょうど「揺れ」が気になりだすときに始まるのだが
船酔いもすっとんでしまうほど感動的だった
<小樽についたぞ>
さてさて、そんなこんなで夕方近くになって小樽に着いたが、王子たちは熟睡しており
奥さんも日暮れどきの運河かみたい・・・というので、鰊御殿なるものを見に行ってみた
が、17時で閉館していた
鰊御殿の入り口は小樽水族館の少し先にあり、遠望してみただけだが
御殿自体は豪勢なのだが、入り口近くの土産物屋などは軒並み廃れていて
つぶれてしまったところや、開いてるのかどうかよくわからない店が数軒並んでいるだけで
なんとも貧乏くさかった
そして、日暮れを待って運河へ
このまま少し街をぶらついてみた
小さなオルゴールやガラス細工を売る店
「LeTAO(ルタオ)」の本店など見所もあってなかなかいい街だった
鰊御殿よりガラス細工だよな
<そして夕食>
本当は小樽で寿司などほおばって二日目を終わるのが定番なのだが
高い高い高いので、札幌市内まで戻って評判の回転すしに行くことにした
事前調査では「回転寿司トリトン」か「はなまる」が良いとのことだったが
新興勢力「はなまる」は父が出張のときに一度食べているので
今回は「トリトン」伏古店に決定、ナビに従って高速道路からすんなりと到着
確かに本州にはない「赤ホヤ」や「黒ソイ」などなかなかのメニュー
寿司というのはあまり加工しない食べ物なので素直に素材のよしあしがでる
もので、ダメなところは全くダメなのだが、このトリトンは評判通りに美味しかった
食後、家族をホテルに送ってからレンタカーを返してきた
20時までならば送迎してくれるのだが、それ以降になると店舗からホテルは
自前で帰らなければならないシステムだった
15分ほどすすきのの繁華街を歩いてホテルに帰り、かもめ話で盛り上がりながら
翌日の旭山動物園号乗車のために床についたのであった
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