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【旅行】 北海道に行ってきた [4日目]

2011年09月04日 | 子供たち

とうとう最終日

父は前日早々に就寝しており、例によって未明から目が覚めてしまっていた
mp3プレイヤーの音楽を聴きながら寝返りをうち、明け方にはひとりシャワーを
浴び始めた

天気がよくない
2日目と同じく曇天、ビルの谷間のような部屋だったこともあって
どこからも朝日が差し込んでこない

6時になるのを待って、ひとりでホテルを出てみた
目的地はコンビニと駅

まず、コンビニで現金引き出し
前日の夕食を精算したあとに、そろそろ手元資金が少なくなってる
とのことだったので、何かあった場合に備えて引き出しておこうと
おかげさまで父はコンビニなどで銀行カードを使っても手数料が
かからないので、今回はセブンイレブンのCDを利用した

もう一つは旭川駅の「みどりの窓口」だ
昨日みた「ノロッコ号」について調べたかったのだ
スマホやPADを持っていたら、手元で調べるのだが、ない以上は
「みどりの窓口」しかない

「みどりの窓口」は旅行会社と違って、早朝から旅行者に親切に対応してくれる
これが後に役に立ったのだ


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さて、本編に戻ると曇天とはいえ、最終日はとうとう「旭川市立旭山動物園」なのだ

動物園には駅前からバスが出ている
と云っても、専用バスではなくて旭山動物園行きの単なる路線バスで
途中からはお年寄りなんかも乗ってくる

旭山動物園号と動物園をつなげなかったのは正解で、入園券(大人のみ)も
ホテルで調達していたこともあって、開園20分ほど前にはほぼ入園待ち列の
先頭近くに並べた

ピークの季節ならば、恐らくこんななんじゃ最後尾なんだろうけれど
少し季節はずれの平日なのでよかった


まずは、ペンギン館



いるわいるわ、キング、ジェンツー、イワトビ、と少々夏バテしている様子は否めないけれど、まぁまぁ元気に泳いでいる
アクリルの円柱を横にしたような通路に入れば、子どもたちの声色も1オクターブ上がるというものだ

旭山動物園の場合、正面入り口から入場すると坂道を上がりながら各施設をめぐるような配置になっている
また、各施設も坂道を利用した構造

ペンギン館も、下の入り口から屋内に入って、水槽を下から見上げていく
その後、階段を上って中二階のようなところから水面と並行にペンギンたちをみて
最後には屋外に出て、立ちすくんでいるペンギンたちを眺めることになる

<立ち尽くすイワトビペンギン> 夏バテかな自慢の飾り羽も元気がない


ちなみに、動物たちに食事を与える「もぐもぐタイム」は屋外で行われる
さらには、イワトビペンギンというのは「マカロニペンギン属」とされていているのだが
父は、まだマカロニはみたことがない




そして、次はアザラシ館




見にくい写真で申し訳ないが、アザラシ館ではアクリルの円柱の中をアザラシたちが上から下から
泳いでくるのを間近に見られる
ゴマフ・ワモンなどのアザラシが楽しげ(?)に泳いでいる

こちらは、もともと北海道に生息している生物なのでそんなに夏バテしていないのだろう
なかなか元気だ

王子は、メスのアザラシが目の前で「バク転」するたびに「オッパイが見えた。オッパイがぁ。」と
異常に興奮するので親としては少々赤面していた

この、王子の「オッパイ星人」には困ったもので、動物でも人間でもオッパイが見えると異常に喜ぶのだ

時々、父の乳首も掴んだり、姫さまのを触りにいったりするので油断できない
奥さんのはいうまでもない(orz)




しかし、この旭山動物園だが
画期的な動物園として有名で、首都圏を初めとして関西や東海地区からの来客が絶えないらしい
最近はどこの動物園も旭山動物園を参考にしていろいろと試行錯誤を重ねてよくなっているが
父が子どものころの公立動物園というのは、遠足で行くところ、いつもライオンが寝ているところと
いった印象しかなかったが、水中の視点や、樹上の視点、はたまた「獲物」の視点まで用意されて
いるところが画期的なのだろう

この動物園自体は旭川市の施設であり、市内外を問わずに子どもたちは無料
採算は大変なのだろうが、この動物園が引き込む年間数百万人の観光客は
観光宮崎でも参考にしているらしい
(そう書きながら、宮崎フェニックス動物園のシュールなフラミンゴショーを思い出してしまった。あれじゃぁ・・・)


と「まとめ」のはいったのは・・・この時点で雨が降ってきてしまったのだ
時おりしも観光バスや修学旅行生たちが大挙して到着しており
園内は関西弁でいっぱいになってきた

屋内展示は俄然混雑しはじめ、屋外では冷たい雨
並んでいると関西弁という状態になってしまった

しかし、この後「北極クマ」「オオカミ」「エゾシカ」・・・・・・・・・・・・・・と行動展示は続いているし
子どもたちにも是非見てもらいたい

姫さまは父とともに正門側の売店に走って、傘と子供用のカッパを購入
王子にカッパを着せた

とたん、走り回れなくなったのが面白くないのか
旅の疲れもあったのか、父の腕の中に落ちてしまった(朝寝)





残念なことに雨が止む気配も薄い

なんとか王子を抱えながらチンパンジー館まで登りきったものの、王子はグスグズ
しかし、今日の予定は「動物園満喫コース」で他にはあまり楽しいイベントはない
そもそも、旭川市内の観光が「いま一つ」なのだ



そこで、朝から訪れた「みどりの窓口」できいていた話が頭に浮かんできた

「昨日見たノロッコ号ってさ、普通運賃だけで乗れるんやで」
「旭川からは1本しか出てないけど、美瑛まで行けば昼間も4本走ってるよ」

寝てるはずの王子に聞いてみると目を閉じたまま「乗りたい」という

鉄道親子の血が騒いできた


そうなれば、携帯で旭川駅から美瑛までの時刻表を確認
早速、ソバをかきこんで駅行きのバスに乗った

機会があったら、今度は是非「冬の旭山動物園」に来たいものだ
一面の雪景色の中でペンギンやアザラシを見てみたいと思った
考えてみれば、寒いところで元気な彼らをみたことなどないのだから・・・・

バイバイ旭山動物園!また、今度な!


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突然の発想で、ローカル線に乗ることになった

まずは旭川-美瑛間の普通列車、当然のことながら単線で1両のみのワンマンカーである




この運転手さんはなかなかいい加減で、ふたりは帰りの普通列車の中で思い出して笑っていた




そして、美瑛からは待望のノロッコ号だ



ペイントされたDE15に牽引されて入線してきたのは4両編成の展望列車
どうやって反転するのかな・・と心配&期待していた父をうらぎって
ノロッコ号はDE15に「押されて」出発した(ちぇっ)

自由席で大丈夫かなと心配していたが、季節はずれ気味、平日、雨天と条件はそろっていて
自由席に乗る人なんて限られていた

結局、一番前の席に陣取った



ガラガラ。

途中、美馬牛駅の手前などでは徐行運転に切り替えて「丘」やトンガリ屋根の「美馬牛小学校」を
紹介してくれるのだが、雨であんまり見えなかった
子どもたちは、そんな見えない景色よりライブで運転が見られるのが楽しいらしく
ずっと運転席にへばりついていた





富良野まで行って空港までバス、あるいは美瑛からでもバスはあったようだが
旭川で「締め」のラーメンを食べなければならない

結局、上富良野駅でノロッコ号を降りて反対側から普通列車で旭川に向かうことにする
普通運賃とはいえ、旭川-富良野間でも往復すると大人一人2000円になるわけで
ウチの場合は往復5000円の出費となってしまい、雨模様を見るだけでは少々コスト
オーバーなのだ

途中下車した上富良野駅はこちら



帰りは地元の高校生といっしょになり、にぎやかだった

そして、ラーメン食べて空港へ




ラーメンは、滝川町出身の同僚が勧めてくれた「梅光軒」(旭川駅前メインストリート沿いの地下)にした
子どもたちには「ハーフ」もあって、旭川自慢の「しょうゆ」も美味、父が選択した「みそ」もいけていた





楽しかった北海道旅行もいよいよラストシーンへ



ラーメン食べたあとは空港バスにのって旭川空港へ
途中、前の席に二人で座らせていた王子が振りかえって「パパしっこ」とのたまってヒヤヒヤさせたが
なんとか無事に空港に到着


帰路は、AIR-Doなので
当日、空港でチェックインしなければ座席が確定しない
子どもたちを連れていることもあって少々不安

やはり席はバラバラ

だが、既に満席の状態でなんともしようがないという・・・ちよっと困った

やはり、早めに空港にきてチェックインしてから食事にすればよかったか


少し待って搭乗口へ、すごい混雑でまさに満席状態
これじゃ少し早く着いてもダメだったかな・・・とあきらめ顔に

姫さまは、宮崎で飛行機に慣れているのでどうってこともないが
さっきもバスで「しっこ」とのたまわれた王子は不安顔が隠せない
実際に、搭乗してから周囲の方に頼むしかないかと腹を決めて機中へ


幸い、勇気をもって声をかけてみると
ちょうど父たち周辺の席に分散していた研修生?と思しきグループがあって
こころよく席を替わってくれた
結果、なんとか通路をはさんで4人がとなりあう形になった
よかったよかった

あのとき仕切ってくれたお兄さん、あんた出世するぜ



なんだかんだで羽田に着けば
もうあとは自家用車で自宅に向かうだけだ

3泊4日の小旅行

25年(=ざっと9000日)ほど会社というところで働いて
家族4人/4日間の旅行がご褒美だった

いや、25年経って「家族」といられることがご褒美なのだろう






でなければ、1ヶ月ほど旅にでるだけで180年ほど働かなきゃならない計算になる




今度は、冬に行く  ( 宣言しておこう )

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