Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

【読了】 雨鱒の川  川上健一

2010年01月02日 | 読書
青森を舞台に清廉な川が時とともに変わっていき
川を愛し絵を愛する少年たちが過ごした時を描く

佳作であることは否まないが

結果的に、少しスムースすぎた展開に最後は拍子
抜けしてしまった
少年を巡る人間関係(父母の死、養父とも言える
社長との関係など)とずば抜けた絵の才能からは
もう少し大きな展開を期待してしまった

浅田次郎ならばこんな展開では終わらないはずだ
スポーツ文学の延長線上にあっては佳作なのだろ
うけれど私小説としては、作者にとって難度を下
げたものではなかろうか

もう数百ページの展開が欲しかった


付記)
昨年末までに同じ作者の作品「ららのいた夏」も
読了している
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恭賀新年

2010年01月02日 | つれづれ
年があけました
日々流されながらもようやく東京での生活ペースに慣れて
新年を迎えることができました

懸念の多い職場、人間関係の中で毎日暮らしているわけで
すが、そうそうの理由で転職するわけにもいかず
口を糊するためには適当にやっていくしかないのは変わり
ません

というわけで今年もよろしくお願いします

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昨年は愛する宮崎から強制退去させられ、失意の中で東京
に転勤、勤務先だけでなく仕事の内容も70度くらい方向
転換させられた

あまり詳しくは書けないが、人間関係の複雑な職場であり
また業界全体の落ち込みも激しいことから、今年は苦難の
年となりそうだ

娘のために用意した百人一首でいえば
「憂かりける人を初瀬の山おろしよ
       はげしかれとは祈らぬものを」
という感じで、なかなか難しいものだと・・・

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正月は今年も奥さんの実家で過ごしており、このブログも
そこからアップしている
毎年お世話になっており、毎日子供の相手までお願いして
こころ安らかに過ごさせてもらっている

今年は明日2日の夜中に帰宅する予定で、初詣も元旦のう
ちに済ませてきた
ここのところ数年続けて豊川稲荷というところに詣でてお
り、ここの境内で「じゃがバタ」「たこやき」などを食し
て昼食にしてしまうことが多い
今回も名鉄を乗り継いで詣でててきた

初詣のご利益か、夕食後には実家の母親に電話し、愚兄と
も久しぶりに会話した
この間、散髪を終えたときに鏡の中の自分が思いのほか兄
によく似てきたなぁと感じたことなどは話さないのだが・
・・
また、旧友にも電話してみて久しぶりに少し話せたので機
嫌もよくなり、幸せな正月となった

困難な時期ゆえに人とのつながりをもう一度肌で感じて
自分自身を見つめなおそうと思う

それにしても今年は寒い正月だ




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