My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

NJM製MUSES8920を試す

2012-12-02 12:36:50 | ヘッドホン・アンプ

東京出張の際に、話題になっていた新日本製のオーディオ用オペアンプMUSES8920を秋月電子通商で購入(@480)してきたので、私のDAC+HPAのヘッドフォン・アンプ部に使ってみた。

ヘッドフォン・アンプ部に装着したところ。

今搭載しているLM4562から交換してすぐ聴いた音は、冷たい鉄の中、或いは氷の部屋で聴いているような音。暖かみとか音の豊かさのカケラも無い。中音域がゴツゴツしていて硬くて耳が痛い。音に広がりも無くカマボコ状。低域も広がらない。

ダイアナ・クラールのピアノの力強い部分は、脳裏にコンコンと響く。木槌を叩いている様に聴こえる。

これが、MUSESの謳い文句のクリアで立体的な音??MUSESとは、「音楽、舞踏、詩や文学などを司る、知性と感性の神々。」って本当?疑いたくなくなる様な音。


そして、二晩電源を入れっぱなしにしておいた。約30時間経過だろうか。

そしたら状況は一変した。最初に聴いた音とは全く違う。素晴らしい!!!。

低域から高域まで良く出ている。楽器の音、ボーカルがほんとにスムーズな出音である。音の密度も高い。これは良い。

ヘッドホンを掛けている感じがしない。音に広がりがあって、ヘッドホンの外で音が鳴っているような感じだ。

Webで書かれている様に、やっぱりエージングが必要だ。何が変わって行くんでしょうね。分子の並びが変わる?

音の世界でのエージング効果は、何が起因しているのか、今だに良く解らないが、言えることは、使い始めの最初の音で判断しないことだ、必ず数時間使ってから判断する必要があることだ。

このICは新日本無線が音を何回も繰り返し聴いて、作り上げた自信作。まさにその意気込みが感じられる。

最初に、あの様に書いて大変失礼しました。訂正します。

私のHPAでは、暫くは、このICが居座りそうだ。

因みに、私がずっと使っているヘッドフォンは、オーディオテクニカ製のATH-AD1000である。

 

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DAC/HPアンプのボリュームを交換

2012-06-10 12:31:10 | ヘッドホン・アンプ

こちら現地は、もう夏! 暑くなってきた~。 昨日は気温34度。


さて、2週間前になるが、ZeroDAC(HPアンプ付きDAC)のボリュームを交換した。ここも以前から気になっていた部分である。

交換したボリュームは、HKから購入。

DACT Type 21 Stepped Attenuator Potentiometer 100K 

なるものである。 価格は、約1,000円。

小型のVRであるが、内部の構造は、チップ抵抗を並べたもので、金のプレートを使っているので、信頼が置ける。

チップ抵抗のメーカーは不明。

今までのVRを取り外し、さっそく、取り付け。サイズ的にも良くて、VRのTHにワイヤーを入れて、そのまま実装できた。

ところが、軸が以前のものより長くて、ツマミを取り付けると、飛び出て浮いてしまう。

そこで、今度はつまみも交換。 ちょっと、ツマミの軸挿入部分を削り調整して、ほぼ良い感じに。とても50円のツマミには見えないね。

音質的には、曇りが取れて、クリヤーな音になった。

やっぱり、このVRが影響していた。VR交換で改善効果あり。

プリとしても使えそうかな?


ところで、気がついたら、80,000 pvのアクセスをオーバーしていた。

皆さん、私のブログを見て頂きまして、有難うございます。

これからも、チューンアップ情報、体験をアップしていきますので、よろしくお願いします。

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ヘッドホンアンプのカップリングコンデンサを交換

2011-07-04 22:21:11 | ヘッドホン・アンプ

今週は特に変わったことをしていません。

プリアンプがまだ無いので、自分でチューンしたDACをプリアンプ代わりに使っています。

このHPA部分がHPを使わない時はプリアンプとして使えるというものです。

でも、このアンプを通すと、どうも音がにごる。

そこで、久々に中をあけて見ると、HPAのオペアンプの入力に、エルナー電解コンのシルミックを使ったままになっているではないか。

以前改造したときにカップリングコンデンサーは全部フィルムコンに変えた筈なのに。

そこで、ここのカップリングコンデンサーを例のごとくWIMAの3.3uF/50Vに変えた。(写真の赤いボディ)

交換後は、音の解像度があがり、濁りも無くたった。これでヨシっと。暫くこの状態で聴くことに。

幾らシルミックでも、やっぱり、カップリングコンデンサーに電解コンは良くないですね。フィルムにすべきです。

電源平滑用のMUSE KZ(黒)も見えますね。これも良いです。解像度が1ランクも2ランクもアップします。

HPA用のOPAMPは、定番のLM4562です。これにさらにボルテージフォロワー用のTrが付いています。

 

あと、Mclintosh MC275のエージングも着々と進んで、調子が良くなってきています。

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DAC/HPA(ヘッドホンアンプ)の改造

2011-04-10 10:59:37 | ヘッドホン・アンプ

昨年購入したUSB付きDACの改造履歴について書きます。

そもそもは、真空管アンプにヘッドホン出力が無かったので購入しました。

改造により、購入時からは、音質は劇的に向上しました。

購入したDAC: 中国製 購入価格 12,000円程度

   入力:USB、Coaxial、Opto  入力有無により自動切換え

   使用DAC:アナログデバイス製 AD1852

   USBレシーバ:BurrBrown製 PCM2704

   出力:RCA

   トランス:トロイダル Good ! 気に入ってる。

   ヘッドホン出力、Line出力切り替え   プリアンプとしても使用可。

 

<改造履歴>

==DAC部 OP Ampの交換==

オリジナルはDAC後にDualのOPA2604が1個。

これを、

LT製LT1028 x2 に交換。音が高音まで派手に。高音がきつく、ちょっと耳ざわり。

シングル→デュアル変換基板は自作。

NE5532   おとなしい。

OPA627 x2 やっぱりこれが良い。

ナショセミ製LME49710HA  CAN type x2  これも良い。

OPA627は、CDPにも使っているので、同じ音で面白くないため、今はLME49710HAで使用中。

==HPA ヘッドホンアンプ部のOP Ampの交換==

オリジナルは、JRCの082Dが2個使用。その後、ボルテージフォロワー回路がある。

これをNE5532→LM4562と交換。

LM4562は音に厚みがあって良い。HPに最適。 これで固定。

 

==Mute回路の追加==

ヘッドホンを挿したまま電源をON/OFFすると、ポップノイズが大きく、私愛用ヘッドホンのオーディオテクニカAD1000にダメージを与えるので、ミュート回路を追加。HPを抜いた状態で電源ON/OFFすれば問題ないのだが、うっかりと言う事もあるので。

電源ON時は、400ms位delayしてから出力。

電源OFF時は、すぐに出力cut。

問題なく動作中。

==Line入力追加==

Line入力が無かったので追加。

入力が自動切換えになっているため、結構面倒だった。

Digital入力が無いとき、Line入力となる。

 

==カップリングコンデンサの交換==

オリジナルはSilmicⅡが使われたいた。

これを部分的にWIMA MKPフィルムに交換。

HP部は電解コンが必要なので、ここをMUSEの無極性タイプへ交換。

==電源系電解コンデンサの交換==

アナログ部分はニチコンMuse KZに交換。

足が太いので基板への挿入に苦労した。またボディも大きい。

デジタル部分はOSコンに交換。

 

==クロック部分のセラコンの交換==

22pFのコンデンサをセラコンから精度の良いマイカに変更。

あまり変わらなかった様な。

 

結論的には、OP ampの交換と、コンデンサ類の交換が音質の改善にもっとも寄与していたと思う。

特に、電解コン ニチコンMuse KZでの改善は予想外であった。

 

あと、USB入力について、

これは、使うUSBケーブルによって音がかなり違うので、少なくとも5,000円/m以上のものをお勧めする。

安物はデータを取りこぼしていると思われる。

音楽データはストリームデータなので(垂れ流し)、HDDとのやりとりの様にコンペアや修正できない。

 

 

 

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