東京に出張したついでに、リーリトナーのダイレクトディスク CD版を買ってきた。
1970年後半から1980年 フュージョン全盛期作品のK2HDマスタリングによるCD化したものである。
今回購入したのは、4枚。
まず、1枚目。これは有名な「ジェントル ソウツ」である。
すでにCD化されているものがあり、私も持っているいるが、それはテイク1であって、今回は幻のテイク2である。
実は、当時のLPもこのテイク1と2があったが、ジャケットは同じなので帯を見ないと判断がつかない。
なぜ、テイク1と2が有ったかと言えば、このダイレクトディスクは、演奏を直接マスターディスク(原版)にカッティングする方法なので、プレス枚数が限られてしまう。要は、一発取りである。
そこで、増版が必要になった場合を考えて、テイク2も取ったと言うわけである。
演奏曲目は同じであるが、内容はかなり違う。
例えば、リトナーのソロの部分、テイク1では、オーバー・ドライブで歪みぎみだが、テイク2では、すごくクリーンな音である。本当のリトナーらしいギターの音である。パーカッション、ベースも少し違う。
テイク2では、スティーブフォアマンのパーカッション、ベースのアンソニージャクソンも弾きまくっている。
GETAWAYに入る部分が特に違うぞ。テイク1ではパーカッションとドラム、2ではパーカッション。
全体の緊張感としては、テイク1のほうが良い。
でも、私としては、テイク1,2 どちらも好きである。
ちなみに、私は今回のK2HD(テイク2)、XRCD24(テイク1)、通常CD(テイク1)の3枚をもっているが、音質は、XRCD24が一番良い。
その他の3枚は、以下。
この中で「シュガーローフエキスプレス」が有名であるが、このCDに入っているバージョンは、「キャプテンジャーニー」のものと違う。「モーニンググローリー」もバージョンが違いボーカルが入っていない。こちらは、やっぱりボーカルが入ったほうが雰囲気が出る。