My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

私のオーディオ・チェックに使っている音楽CD

2012-11-12 22:16:38 | オーディオ

私は、新規購入した機器、或いは色々改造した後の音質の確認用として、良く使うCDがある。

その一枚は、私の好きなジャズ女性ボーリストでもあるダイアナ・クラールのCDである。

彼女は、声に張りがあり、適度に色気もあり聴いてて気持ち良い。加えてルックスも良い。

そして、何よりミキサーがあの名手アル・シュミットなのである。そしてプロデューサーは、トミー・リプーマ。

皆さん良くご存知の二人なので、何もいう事ないでしょう。グラミーも何回も受賞しています。

兎に角、この二人コンビのCDは音が良い。(極まれに例外もあります)

私が音質チェック用に使っているのは、このダイアナ・クラールのCDの中でも、「THE LOOK OF LOVE」の3曲目"I Remember You"である。

①まず、最初から17秒、26秒、34秒当たりに入っている微かな「チーン」と言う音である。(恐らくトライアングル)。途中(2コーラス前)にも入っているが、この部分が聴きやすいので聞き逃さない様に注意が必要である。これが、鮮明度、分解能が悪かったりすると、他の音に埋もれて聴こえない。また、高音域の特性が悪くても聴こえない。私の場合は聴こえる事だけでなく、その余韻、伸びにも注意している。

②そして、リズムを刻んでいるドラムとベースの「ドッ、ドッ、ドン」という音だが、歯切れが良くて、沈み込んでいる事。

③ストリングスは、音が生なましく、憂いを持っている事。

④次に、いよいよボーカルは、口の大きさが現物大で、大きくなっても、小さくなってもいけない。そしてはっきりと声に張りがあり、しっかりと発音している事。さらに、声に色気も感じられる事。

⑤ギターの音もきちんと聞こえる事。

⑥また、ダイナア・クラールは、曲によって、息継ぎとか、歌う前に舌なめずりする事があるが、その音が聞こえる事がある。注意して聞けば、わかりますよ。

私のシステムの場合は、①~⑥全部一応合格点です。

このCD、私は通常版とxrcd2版を持っているが、通常版でも充分聞き分けできます。


ダイアナ・クラールで、もう一枚お勧めは「THE GIRL IN THE OTHER ROOM」。これもバンド構成がシンプルで音が良い。

ChiritionMCBrideのBassとPeter ErskinのDrumsで参加しています。ウッド・ベースが魅力的。勿論、ダイアナ・クラールのボーカルにも悩殺されます。


もう一枚、フュージョン系では、これも音が良いと評判のフォー・プレイの2枚目「Between The Sheets」の6曲目"Once In The A.M."である。

①最初から4秒、9秒目に入っている小さい「シャーン」と言う音(シンバルの中ほどを軽く叩いていると思う)。曲の途中でも、小さい「チーン、チーン」が入っている。これがきちんと聴こえる事。

②ドラムの重み。スティックさばき。

③リー・リトナーのギターのはじけ具合。

④ネーザン・イーストのベースの音。ライン運び。はじけ具合。

⑤ボブ・ジェームスのピアノの響き。キーボードのストリング。

⑥その他にも細かい音が沢山入っている。


私のオーディオシステムでは、スピーカーで聴いても、ヘッドフォンで聴いても、ほぼ満足点。

やっとココまで来たかぁ~って感じである。しかし、1年前と比べると、雲泥の差である。 

コメント (4)
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