今回の東京出張時、秋葉原の桜屋電機でVishay BC componentsの電解コンデンサ220uF/25Vを購入したので、さっそく換装してみた。
桜屋電機には色々なビンテージ部品が揃っている。
http://www.sakurayadenkiten.com/
今回購入したのはコレ。画像はeBayから拝借。
桜屋電機のパーツ棚の説明には、音抜けが抜群に良いと書いてあった。
交換前はニチコンのMUSE ESがついている。これはこれで悪くないと思うが、だんだんとやることが無くなってきたので、遊び程度で交換。
電源が各ブロックで沢山分岐されているので、220uF/25Vは合計8個の交換となる。
今回、部品の取り外しには新兵器を投入した。これも今回秋葉原で購入したもの。使って見たかった。
実際に使ってみると、今まで半田吸い取り線でやっていた時よりもかなり楽。
但し、グランドパターンなどの広いパターンに繋がってるスルーホールは熱が拡散するため半田が完全に取れない。でも普通のスルーホールなら綺麗に半田が取れて、部品の足がフリーになる。
これだけでもかなり助かる。片方のリード足でもフリーなると、もう片方は半田で暖めながら引き抜ける。あとは吸い取り線でスルーホール内の半田を取り、穴を開けてやれば良い。
この「半田シュッ太郎」、これは使える!
これ以上を望むと電動バキューム式のものになり2万円くらいする。(以前、会社ではコレを使っていたが、、、)
これが交換後。
音抜けが良い理由は、ボディに樹脂皮膜を被っていないためかも知れない。
そしてCDP内部の全体像。
色々と改造を施している。
改造の都度に厄介なのが、クロック基板からメイン基板への配線が切れる事が多いことである。
今回も組み立て後、最初音が出ないので、またか?と思ったら、案の定BCLKラインが断線していた。
半田付け後、無事音が出た。
交換後の音は、最初はちょっと篭った音がしていたが、すぐに抜けの良い音となった。
以前と変わったと言うと、う~ん、良くわからない。気持ちの問題かな。
クロック周りの改造に比べると変化は全然感じられない。
==追記:2月1日==
交換から約2週間、エージングも進み、違いがわかる様になって来ました。
もともと付いていたニチコンESが多少容量抜けしていたかも知れませんが、
このコンデンサ、音抜けが非常に良い。一音一音がはっきりしている。
電解コンデンサ特有の荷物を背負ったようなモタついたところがない。
弾む様な音。低音も問題ない。
流石、世界一流の専門メーカー!
調子に乗って、大元の6,800uF/25VもVishayに交換したくなってきた。