DENON製レコードプレーヤーDP-1200修理の第3弾として抵抗を交換しました。
プレーヤーを起動し始めて、暫く数分間は回転数が安定しない(ほんのわずかだが徐々に早くなり安定する)ために、抵抗の交換をしてみました。
これは、周囲温度による抵抗値の変化と思い、温度影響の少ない抵抗に交換。
交換前は、この通り、一般的なカーボン抵抗で誤差5%。
これを金被抵抗(誤差1%、5ppm/℃)に交換しました。1/2W品。部分的に1/4品。千石電商で購入。
交換後は、やはり起動時暫くは、若干回転が遅く、その後安定します。
でも、安定までの時間は以前よりもかなり短くなったと思います。
あとは、ターンテーブル前面に出してあるマニュアルで回転数を調整するボリュームがカーボン製のためと、このプレーヤーはPLLなどを使っている訳でもなく、スピード制御IC一発でモーターの回転数を調整しているだけなので、致し方ないところでしょう。
このスピード変化は、揺らぎではなく緩やかな推移なので、聴いている分には、この程度の回転数の変化は気になりません。
揺らぎはワウフラッターとなり、問題となることがあります。
でも、これもデジタルのジッターとは違うので、それほどは神経質になることもないかも知れません。ご承知の通り、デジタルならジッターは大きな問題となります。
このあたり、アナログは大らかで良いですね。
この回転数の推移も、最初の僅かな時間だけで、後は安定していますので、聴き始める前に3分くらい空回しをやったりしています。
そう言えば、35年前の購入当時も、前面のスピードコントロールでよく調整していた事を思い出しました。