どのオーディオ機器でも安全のために、電源入り口に必ずヒューズが入っていますが、これが音質に影響することは良く知られています。
オーディオをやられている人であれば、経験されている方も多いでしょう。
私も以前の記事でも書いていますが、一般的なファーストブロウの透明管から、リテル製スローブロータイプの白いやつ(セラミック管)に交換して音の変化に驚いたことがあります。それからは、私の持っている殆どのオーディオ機器にこのリテル製を使用しています。
電源ケーブル以上の変化、影響度と思うときもあります。
電源系の源は重要です。ここに障害、電流の流れを遮る邪魔するような物があってはなりません。スムーズ且つレスポンス良く、電流の吐き出し、吸い込みをしなくてはなりません。機器に入って来るまでの接点の数、ケーブルロスも重要です。出来るだけ、インピーダンス、リアクタンスを抑えることが重要と思います。
今回、以前から気になっていて何とかしたいと思っていた私のマッキントシュMC275の電源入力部に手を加えました。
MC275には電源スイッチというものがありません。
そこで今まで、私は、使用することに抵抗がありましたが仕方なくスイッチ付きのテーブルタップを使ってました。
ところが、先日、サーキット・プロテクタという物が有る事を知り、スペックを眺めていました。
このサーキット・プロテクタ(IBP-1)は、スイッチとブレーカーが一緒になっているので、スイッチの設置、ヒューズの廃止と言った一つの部品で2つの事が解決ができます。
サイズ的に、今の筒型ヒューズホルダと交換が出来そうです。これは、やって見るしかない。
早速、このサーキット・プロテクタ(IBP-1)を購入し、本日交換作業を行いました。
まず、今までのヒューズホルダです。
配線の様子。
これを今回購入したサーキット・プロテクタに交換。内部配線。
ギリギリ収まりました。上の端子を曲げているのは、裏蓋を被せたときに接触しそうなので、念のため曲げました。空間距離は5mm以上を確保しています。
交換後の外観。
穴の大きさも丁度良く、上手くいきました。
このスイッチは、カチカチとON/OFFするのではなく、ブニュブニュと言う感触。
さて、交換後の音は、予測どおりですね。
表現が難しいですが、何の躊躇い、戸惑い、詰まりもなく、スムーズに音が素直にバンバン出るようになりました。
やはり違うものですね。 源は重要です。 電源、音源。。。
ネットの書き込みを見ると、これも、電源投入時のスパークで接点にダメージがある様なので、プロテクタの先にスパークキラーを入れて、さらに、このプロテクタもひとつ上のランク(ハイグレードタイプ)の金メッキ仕様が良いでしょう。
私の場合は、購入した後で、その記事を見つけましたので、標準タイプです。スパーク・キラーは設置しています。
(続報)
エージングが進み接点も落ち着いて来たら、さらに音が良くなりました。
ヒューズ使用時とは雲泥の差です。こう言うものがある事に、もっと早く気づけば良かったと思います。
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