My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管 TUNG-SOL Round Plateを使う。

2017-04-09 12:49:34 | 真空管アンプ

このTUNG-SOLのラウンド・プレートは音が良い事で有名ですし、オークションでもかなり高額になります。まあ、世界中のオークションでも滅多に出てくる事はありませんが。

私が入手出来たのは、eBayで部品を買い漁っている時に、元々は6SN7のラウンド・プレートをどうしても手に入れたかったのですが、オークションで競い合っていたら、とても手が出せない金額まで行き、遂に断念。

その時に同等品として、入札の少ないラウンド・プレートが目にとまり、入札、競い勝ったが、届いたものを見たら、なんと12SL7だった。私が型番違い品に入札していたのだった。

ヒーター電圧違いで、6SN7は6.3V、12SL7は12.6Vなのです。

いつの日かは、ヒーター電圧を12.6Vにして使って見ようと思っていたが、あれから、6年以上が経過。。。。

今回、KT88アンプの改良中なので、ついでにこの球を使える様にてみました。

これが、TUNG-SOL 12SL7(VT-289)の容姿です。

ヒーター回路の変更。

トランスが、元々AC6.3Vのヒーター回路電源を2系統持っているので、これを直列に繋いで12.6Vを作りました。

ACを直列に繋ぐときは位相に注意が必要です。逆相で繋ぐと相殺して電圧出ません。

他の球のヒーター電圧も確認しながら通電しました。

 

出てきた音は、鳴らした瞬間から、噂通りで素晴らしいです!!!。

帯域も広く、音数も多く、空気感もたっぷりです。

貴重な球なので、じっくりと鳴らし込んでいきたいと思います。

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KT88 PPアンプ 音質調整を続行中(その4)~電源回路変更編~。

2017-04-09 12:06:24 | 真空管アンプ

今度は電源回路を見直しました。

左右ch(L/Rch)の電源を出来るだけ分離して、チャンネル・セパレーションを良くする。

そうすることで、音の立体感、空気感、臨場感が増すという目論見です。

段階的に改良していきました。その経過は以下です。

+B電源の根元、チョークの後に左右それぞれ100Ωを直列に追加。

 以前、別のアンプでも改善効果が大きかった。

 

 

この100Ωを追加する事で、電解コンデンサへの印加電圧も降下して電解コンに対し優しくなる。

結果は、やはり効果有りで、臨場感が増した。ほんの抵抗2本でこの効果は大きい。

 

整流ダイオードも左右のチャンネルで独立。

ならばと言うことで、もう少し源流の整流回路自体を分離した。

 

倍電圧整流回路をもう一回路追加。

上の回路図ではダイオードが1N5408となっていますが、実際にはファーストリカバリーのUF5408を使用しています。

元々、チョークの後ろに入っていた2個の電解コンデンサ(ブロックコン)利用して、この追加した整流回路に使用。

チョークの後ろ(+B電源)は、出力トランスの近くに、F&T製の47uF/500V配置済み。

電解コンデンサの電圧も下げる事が出来て、さらに優しくなった。

結果は、①ほど、臨場感の良化は感じ無かったが、F&Tの電解コンデンサのキャラクタが強くでて、音数も増えて、切れの良い音となった。

心配はF&T電解コンの耐圧500Vに対し、電源投入時に若干電圧オーバー、通常時でもディレーティングが不足している点です。

しかし、500V以上の耐圧となると、フィルムコンかオイルコンになってしまうので、直列抵抗を200Ω程度にして、もう少し電圧を下げる事を考えたいと思います。 


コメント (2)
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