My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

プリアンプの整流回路を整流管からダイオードに変更

2017-04-15 13:07:08 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプの整流管をダイオードに置き換えました。

整流管は出力管に比べて、発熱量が多いためか、寿命が極端に短いです。

私の経験ですと、2000時間くらいで寿命を迎えると思います。

 

このプリアンプの整流管は6X4という小型整流管で、プリアンプを使い始めてから6年くらいになりますが、だいたい1年に1回の頻度で交換していました。

寿命に気が付く兆候としては、音に押し出し感、元気がなくなり弱々しくなります。

整流管を交換するとまた元気な音で鳴ってくれますが、困るのは、改造している時に、「アレ?何か調子が悪い。改悪になったのかな?」と惑わされる事です。その原因が、実は、ちょうど整流管の寿命だったりする事が多々ありました。

 

今回、ウルトラ・ファーストリカバリー・ダイオードUF5408を多めに購入したので、思い切って、ここをダイオード化してみました。

一般的に、整流管よりもダイオードの方が電圧ドロップが少ないので、抵抗を直列に入れて電圧調整をしました。

結果的に平滑回路が1段増えた形になりました。


<変更前の整流管を使用した回路>


<変更後のダイオード化した回路>

直列に入れた抵抗には、手持ちのNS-2Bの750Ω使ったので、変更後の電圧は10V程度上昇しましたが、問題無い範囲でしょう。


 <配線後の写真>

・追加回路

 ・元々あった整流管のソケットに配線

 

 

変更後の音は、以前に比べて、情報量の多い、クリアーなくっきりした音になりました。

やはり、真空管らしい柔らかい音は少し後退したような気がします。

しかし、これで整流管の寿命の呪縛からは解放されました。


コメント (2)
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