今まで使っていたブルーレイ・プレーヤーをグレード・アップするために買い替えました。
従来のプレーヤーは、2017年4月に購入した「ソニー製BDP-6700」です。購入時の記事がこちらです。
そして、今回購入したものが、同じくソニー(SONY)製の「UBP-X800」です。
このBDPは、以前からずっと気になっていて、いつ購入しようかと考えていました。
購入のきっかけは、前回のブログに書きましたが、デジタル出力をDAS-703ESで中継しES9018 DACにSPDIF入力したら、かなり音が良かったので、このES9018でももっと可能性があるのではと思った事です。今や市場はES9038が最新ですが、、、。
ソニーのBDプレーヤーは、DACを内蔵していませんので、別途DACが必要です。
HDMI入力TVや、HDMI或いはデジタル入力のある(DACを持った)AVアンプ、プリアンプでも可能です。
音楽を聴く分には、言うなれば、ネットワーク・マルチメディア・トランスポートといった所でしょうか。
注文後、翌々日に「UBP-X800」が到着しました。さすがAmazon!
(開封の儀)
今迄使っていたBDP-S6700と重ねてみました。大きさが全然違いますね。重さも0.9Kgと3.8Kg。
リモコンも少し大きくなり使い易くなりました。以前の物(右)は小さくて使い辛かった。
実は、新製品のUBP-X700と言う機種があり、仕様上ではDSEE HXの有無くらいなので、少し迷いましたが、X700は重さ1.4Kgと軽く、恐らく物量が違うのだろうと、結局X800に決めました。X700は廉価版でしょう。
一般論で言うと、企業戦略的に、初号機では技術、物量を投入して、市場に技術開発力、性能を見せつけ、利益よりも話題作りを優先します。X800はソニー初のUltra HD機種。その後、2号機では集積化、コストダウンを図り、価格を抑え、販売の裾野を広げ利益回収をします。X700がこれかな? HAP-Z1ES → HAP-S1もその例かな。
但し、1号機で技術性能的に充分満足が出来なかった場合は、2号機以降で更なる改良をします。しかし、これはオーディオ全盛期の頃の話です。DAS-702ES → DAS-703ESがその例かな。 私の勝手な思い込みです。
後面の端子です。
特徴的なのは、音声専用のHDMI端子が追加になっている事です。購入時はラベルで蓋がしてあります。
早速セッティングです。
ネットワークには、簡単に繋がりました。
まずは、最新のソフトウェアにアップデートです。
(オーディオ再生)
まず音声設定です。
今回は馴れもあり、割とすんなりと設定できました。
DSEEは「入」、PCM「192KHz」にしてみました。
これでCDを再生してみます。CDなので元データは、44.1KHz/16bit(CD-DA)です。
CDの場合は、アルバムの内容(タイトル、収録曲、ジャケット)をWebから拾ってきてくれます。
この機能自体はS6700でも同じでした。これは良い!。今や当たり前かな。
DACの表示。2倍の88.2KHzにアップサンプリングされました。
ビット数は表示されませんが、DSEE HX仕様では24bitに拡張の筈。
因みに、TV放送録画の48KHz AACは、96KHzとなりました。
次に、e-Onkyoからダウンロードしたハイレゾ音源192KHz/24bitを再生してみます。USB使用。
192KHzがそのまま再生されました。
次に、試しにDSD音源を再生してみます。
データはDSD5.6MのDFFファイルですが、176.4KHzの表示になりました。
PCMに変換されたのでしょうか。
どの状態で聴いても、音が良い!!!
特に音の前後、左右への広がり、音の響きが良いです。
スタジオやステージの響き、余韻が良く出ています。レンジも広いです。
(映像関係)
手持ちのブルーレイ・ディスクを再生してみました。
映像が綺麗!!!
細かい部分までよく見えます。映像のダイナミック・レンジも広い。黒がよく沈んでいます。
それも凄いのですが、さらに古いDVDの映像でも綺麗に見えます。素晴らしいです!。
Ultra HDも観てみたいのですが、手持ちのソースがありません。そのうちレンタルして確認しようと思います。
ただ残念なのは、ブルーレイ・ディスクで音源96KHz/24bitとなっているソフトでも、同軸(コアキシャル)音声出力は48KHzになります。これはディスク・コンテンツで規制が掛っている様です。
96KHz/24bitで出力するためには、HDMIの音声出力を使う必要がある様です。なるほど、そのためにHDMI音声専用端子が設けて有ったのですね。
しかし、AVアンプがあれば、そのままHDMIを入力すれば良いと思うのですが、わが家には無いので、何か工夫しなければなりません。HDMI→SPDIF同軸変換とか? これに関しては調査中ですが、なかなか良いものが見つかりません。
(レンダラー機能)
ホームネット・ワーク上にある簡易NASからWifi接続で聴いてみます。これも音が良い!
※簡易NASについては、今回ちょっと問題が発生しましたが、この事に関しては、別の機会に書きます。
BDP側の問題ではなく、wifiルーターとNASの制約問題です。
勿論、別室のTVのHDDに保存した録画番組も再生する事が出来ました。
(ネットワーク・アプリ)
調子に乗って、Youtubeの再生、キャスティングを試してみます。
これは、PC上でYoutube動画を再生して、これをホーム・ネットワークを通して、UBP-X800に映すと言う方法です。
これも、サクサクと出来る様になりました。接続レスポンスがS6700よりも良いです。
X800は処理速度やwifi性能も改良されているのでしょう。
そして音は? これまた音が良い!!! 笑ってしまいます。
Netflix,Amazon Prime,Spotify,huluのアプリも有りますが、まだ試していません。
(その他)
・S6700の時は、起動時に本体から「カタカタ」と安っぽい機械音がしていましたが、この機種はその様な異音はありません。ファンではなくヒートシンク採用のためでしょうか。画質、音質にも効果が有るでしょう。
・起動は早いです。「高速起動モード」では0.5秒です。ストレスを感じません。
・スマホの無料アプリ「Video&TV Side View」を使って、このX800をコントロールする事が出来ました。
このアプリでリモコン操作も出来ますが、どうも使いづらい。
いずれにしても、今回、これは「買って良かった!」と思います。良い買い物をしました。
ソニー SONY ブルーレイプレーヤー/DVDプレーヤー Ultra HDブルーレイ対応 4Kアップコンバート UBP-X800 | |
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ソニー(SONY) |
人気があるのか、Amazonでは入荷後1週間くらいで売り切れになることが多いです。
前回のブログDAS-703ESでは、懐古的な内容でしたが、今回は一気に最近のデジタル技術に跳躍してしまいました。
それにしても、やはりデジタルオーディオの雄、ソニーですね。
過去からのデジタル・オーディオ技術の蓄積が現代に生きています。素晴らしい!
最新のソニー製品では「ソニー デジタルミュージックプレーヤーSONY DMP-Z1」も気になります。この筐体で95万円とは?!
余談ですが、最近「ハイレゾ・オーディオ・ワイヤレス」なんてライセンスも制定された様です。