My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

REVOX B226 CDプレーヤーのメンテナンス作業 ~サーボ関係調整~

2019-04-03 14:15:42 | CDプレーヤー

以前から気になっていたのですが、このCDプレーヤーは読み込めないCD(再生出来ないディスク)があります。

今回、これを解消するため、駆動系の調整を行ってみました。

問題の症状は、特に輸入盤CDにおいて発生することが多いです。

電源の再投入で読み込むこともありますが、全くダメなCDも有りました。

それ故に、わざわさ同じタイトルの国内盤を買った事も有ります。

 

レーザーの出力に関しては以前にマニュアルに沿って調整した経緯が有りますが、他の項目に関しては難しそうなのと時間が無くそのままにしていました。

今は時間が取れる様になったので、残りのサーボ系の調整に挑みました。

念のため、レーザー出力電圧も確認しましたが、3年前に調整した時と殆ど変わらない値でした。

 

今回調整した項目は「ピックアップの垂直オフセット」「ディスクモーターの高さ調整」です。

調整はREVOXのマニュアルに沿って実施しました。


1.「ピックアップの垂直オフセット」

こちらを調整したのですが、読み込みには関係ありませんでした。残念。

しかし、ここの調整がズレていると、サーボノイズ発生の要因となりますので、波形観測しながら慎重に調整しておきました。

2.「ディスクモーターの高さ調整」

これはディスクが無い時とディスクを乗せ再生した時のオフセット量を調整する様です。

この調整は苦労しました。

当然、指定(専用)のリファレンスCDなんて持っていませんから、「読み込める(OK)CD」と「読み込めない(NG)CD」を使って調整しました。しかも調整は底面側からです。

ここはCD其々によってオフセット電圧が違う様です。OKのCDとNGのCDではかなり違います。

繰り返し調整の結果、今迄NGだったCDも再生出来るようになりました。当然OKのCDも大丈夫です。

これって何の違いでしょうかね?CDの厚み?溝(ピット)の深さ?多分どちらかでしょう。

CDの読み取り面も色々な種類が有りますが、調整後は以下手持ちのどのCDも読み取れる様になりました。

左上:GOLD24K、右上:GOLD(少し色が薄い)、左下:緑(レーザー光乱反射抑制)、右下:黒

レーベル面

ジャケット:

ジェニファー・ウォーンズ 、 ジェーン・モンハイト

ルイ・アームストロング 、 セリーヌ・ディオン


今迄、特に読み取れなったCDも読み取れる様になりました。

ラリー・カールトン(US盤)、フォー・プレイ(US盤)

但し、この調整方法は我流ですので、一切責任は持てません。悪しからず。

最良の状態で長く使うためには、専門業者に依頼してください。


今回ついでにピックアップ・レンズの掃除もしておきました。

このB226は天板に放熱用スリットが沢山開いているので埃が入りやすいです。

私は、掃除には「無水アルコール」を使います。 

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こちらもマニュアルには「液体は使うな」と書いてありますが、私は自己責任で慎重に使っています。


これで調整が出来ましたので、次の改造(部品換装)に掛かる準備が整いました。部品入手済です。

 

コメント
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