このCDプレーヤーに使用されているDAC IC TDA1541Aには、DEM(Dynamic Element Matching)用のコンデンサが14個ぶら下がっています。このコンデンサにどの銘柄を使うかで結構音質が変わる様なので換装してみました。
他人の書き込みを借用すると、
TDA1541のDEMフィルターコンデンサは、音質もさることながらその値はDAC内の基準抵抗(俗にラダー抵抗と呼ばれるもの)との組み合わせで「D/A変換精度」に直接影響し、その影響は特にLSB付近が大きいとあります。
とりわけS1、S2品は基準抵抗の精度選別品ですが、このDEMコンデンサの容量値が大きくバラついていると、変換精度出しの意味が無くなってしまうという事です。
また、コンデンサの容量値があまり大きすぎるとチャージ/ディスチャージが間に合わなくなるらしいです。
今回私は特にその精度(JやK)を気にしないで、音質で定評のあるドイツのERO製のフィルムコンMTK1817(メタライズドポリエステル)を手配してしまいました。ここが失敗だったかも?
因みにオリジナルに実装されていたのは「J品」5%精度です。手元に届いて現物を確認すると、それは「K品」10%精度でした。
DAC ICは選別品のTDA1541A-S1(シングルクラウン)を使っているのに。
しかも、実装前に1個ずつ容量を実測すれば安心出来たのですが、気が付いたのは14個の換装が終わってから「アッ!」と思ったのです。でもそれは後の祭り。また14個を取り外して測定する気にもなれないので、そのままにして試聴しました。
〇取り外したコンデンサ(オリジナル):Philips製?
結構年数が経過しているので、取り外す際に足が取れてしまった物も有ります(写真の下の方の物)
また基板のパターンも弱いので剥離にも注意が必要です。
〇今回購入したもの:ERO MTK1817 緑色
〇換装したところ:見た目いいです。良い音しそう。。。期待が膨らみます。
交換後の音質は、変わった様な変わらない様な、その程度の違いでした。⤵
いや⤴、エージングが進んだら濁りの無い鮮度の高い音が目の前に広がる様になりました。
次は比較的精度の出やすい材料のポリプロピレン系コンデンサ「J品」でも試してみようかな。お金もそんなに掛からないので何かのついでに手配することにします。
では、今日もCDを1枚紹介します。
新しい年号の始まりを前にして最近は懐かしのヒット曲を特集するTV番組が放送されていますが、そんな懐かしい歌謡曲を収めたコンピレーション・アルバムを紹介します。
この類いのCDは沢山有りますが、私のお勧めはこちらです↓。
レーベルを超えて収録されています。40曲入りで音質も良いです。
年代も70年代、80年代、90年代とありますが、私は年代的に70'sでしょうかね。平成ではなく昭和ですね。
シリーズで色々な種類が有ります。 ダイヤ、サファイヤ、ルビー、イエロー。
クライマックス 70’s サファイア | |
←クリックでAmazonに移動が出来ます。 | |
ソニー・ミュージックダイレクト |