ifi ZEN STREAMを実際に使ってみて、使い勝手や色々と試した結果を書きます。
私の備忘録的にビギナーにも分かり易く書いたつもりです。
この機種は、「Roon」や「TIDAL」「DLNA/Open Home」「AirPlay」などに対応していますが、今は特段のソフトは使わず、ローカル・ネットワークからhttp://ifi.localにアクセスして、Webからコントロールしています。
ブラウザを開くと、こんな画面が出てきます。
ここで、NASに保存した音楽データは「Media Servers」に、USB接続したHDDやSSDは「音楽ライブラリ」に現れます。
私の場合は、カテゴリ(音楽) \ ジャンル(Classic,Jazz,,,) \ アーティスト順にディレクトリを切っているので、そこから入って行きます。
1.各音源フォーマットの再生確認
フォーマットによってランプの色が変ります。親切ですね。
①一般的なPCM(44.1kHz 16bit)の再生。
いつものDiana Krallのアルバム。リストはこの様に。
再生準備。
再生してみると、ifi STREAMのランプは「黄」になりました。OK。
②ハイレゾと言われる192kHz/24bitを再生。
ランプの色は「白」になりました。OK。
③DACとUSB接続してDSDを再生してみます。疑似的に作ったDSD over PCM音源。
ランプの色は「シアン」になりました。きちんと認識している様です。
④MQAを再生。
写真では色が上手く取れませんでしたが、ランプの色は「青」になりました。
MQA Studioと認識している様です。
しかし、残念ながらDACがMQA対応ではないため、44.1kHzで再生されてしまいます。
2.出力先について
出力先は、COAXIAL(SPDIF)とUSBを選ぶ事が出来ます。
USBは、DACのUSB入力と接続します。
私のUSB DACは、USBレシーバー(アダプター)は「XMOS」、DACは「ES9018S」の構成です。
プレイバックオプションで出力デバイスに「XMOS USB Audio2.0」を選択します。
実際に音を出してみると、これは音が良い!!!
SPDIFの時よりも、より繊細でクリアー、細かい所まで再現して、前後の奥行、左右の広がりも増し、音空間が立体的です。何だか別の音源の様に聴こえる。
これは何故か?少し技術的に考えてみました。
SPDIFは信号伝送が1本+グランドなので、ノイズ抑制的に限界があるのでは?
これに対して、USBは差動による信号伝送なので、伝送路上のノイズを相殺できるのでは?
と思う。
しかも、この「ifi STREAM」のUSBポートには「Active Noise CancellationⅡ」内蔵と書いてあります。
いやはや素晴らしい!!!
ifi AudioのDACでもXMOSを使っているので、XMOSと相性が良いかも?
ifi STREAMの電源投入後に、USB DAC(XMOS)を電源投入すると、出力先が自動的に「XMOS USB Audio 2.0」に切り替わります。
3.音源ファイル保存先NASとUSB SSDの違いについて
NASからの読出しとUSB SSDからの読出しで音質の違いを比較してみました。
若干ですが、NASからの読出しの方が音質が良い様な気がしました。何故かは分かりません。
音楽ファイルの追加などの利便性を考えると、NASの方が使い勝手が良いです。
但し、USBの場合は、音楽アルバム・フォルダに追加した.jpgのアルバム・アートワークをプレイリストに表示しますが、NASでは表示しません。NASに依るかもしれませんが。
将来的には「Roon」「DLNA/Open Home」なども検討してみたい。
ifi Audioも自前のコントローラも準備中との噂なので、それを待つか思案中。
さらには、「排他モード」では更なる高音質が望めるらしいので、こちらも。
まだまだ楽しめそうです。