6C33Cアンプのカップリング・コンデンサをJENSEN製コンデンサに載せ替えてみました。
因みに、このコンデンサはプリアンプのEQ出力(DC成分カット)を現在のビタミンQと交換して外した物。
今回使用した場所は、6C33C出力管の入力カップリング部分です。
現在のWEST-CAP製オイルコン0.47uF/600VからJENSEN製0.47uF/630Vのコンデンサへ換装。
換装後の全体写真です。
この眩しいばかりのブロンズメタリックの円筒がJENSENコンデンサです。
このJENSEN製のコンデンサですが、PIO(Paper in Oil)かと思って半田付けしたのですが、
組み上げて音を聴いてみると、音に厚み深みが無く、薄っぺらく平面的な音です。
あれ~?これはオイル・コンの音ではないと疑い、印字を確認したところ、やはり単なるフィルムコンでした。
そう言えば、数年前にフィルムコンをオイルコンに交換するために、プリアンプから取り外した事をすっかり忘れてました。
交換後は、やはりオイルコンの音です。心地よいです。やっぱりこの音が良いですね。
極性と取り付け方向の音質上の違いは、今のところよくわかりません。
JENSENに関しては、0.1uF/630Vのオイルコン(PIO)も持っています。
PAPER IN OILと書いてあります。
以前はCDPの真空管出力部の電源平滑コンに並列に使用。(今は使用せずストック)
カップリングには使った事がありません。
これを何処かのカップリング・コンデンサとして使ってみようかと検討中です。
JENSEN製コンデンサに印刷の「-----」マークは巻き終わりを示しているそうです。
新品ではリードもこちらが長くなっています。
一般論的には、こちらを高圧側(プレート側)にするそうです。
カップリングコンの接続方向ですが、やはり巻終わりをローインピーダンス側(プレート側)にして、巻始めをハイインピーダンス側(次段のグリッド側)にするのが基本だと思います。
誘導ノイズの影響を少しでも軽減するためですが、
内部抵抗の高い12AX7系ではあまり効果は無さそうです。
また、おっしゃる通り音質面では必ずしもこの通りにならなくて、物によっては逆接続の方が音が良いものがありそうですね。