My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

6C33C FOX-BATのカップリング・コンをJENSEN製に替えてみたものの。。。

2018-03-04 10:48:35 | 真空管アンプ

6C33Cアンプのカップリング・コンデンサをJENSEN製コンデンサに載せ替えてみました。

因みに、このコンデンサはプリアンプのEQ出力(DC成分カット)を現在のビタミンQと交換して外した物。

今回使用した場所は、6C33C出力管の入力カップリング部分です。

現在のWEST-CAP製オイルコン0.47uF/600VからJENSEN製0.47uF/630Vのコンデンサへ換装。

 

換装後の全体写真です。

この眩しいばかりのブロンズメタリックの円筒がJENSENコンデンサです。

このJENSEN製のコンデンサですが、PIO(Paper in Oil)かと思って半田付けしたのですが、

組み上げて音を聴いてみると、音に厚み深みが無く、薄っぺらく平面的な音です。

あれ~?これはオイル・コンの音ではないと疑い、印字を確認したところ、やはり単なるフィルムコンでした。

そう言えば、数年前にフィルムコンをオイルコンに交換するために、プリアンプから取り外した事をすっかり忘れてました。

やはりフィルムコンは、オイルコンの様な厚く艶のある音はしないですね。平面的な音です。
この音も一聴するとスッキリした音で良い音には聴こえますが長く聴くと飽きます。
 
そこで、2時間も聴かないうちに、また元のWestCap製のオイル・コンに戻しました。
折角なので、以前とは極性を逆方向につけてみました。
オイル・コンなので本来は電気的な極性は持ってませんが、必ずフィルムの巻き始めと巻き終わりがあります。
このオイル・コンの極性と取り付け方向は、過去から何十年も議論が続いている様です。
 巻き終わり(外側)を高圧側(低インピーダンス側)にしてシールド効果を持たせるとか(一般的)、
 逆説で巻き終わりを高圧側にすると危険?とか、
 信号は内側から外側に向かって流す方が音が良いとか、などなど。
しかし要は電気的に極性を持たないので、試してみて、音質が良い方(自分の好みの音が得られる方)で良いと言うことでしょう。
 
大きいです。高圧側を文字のお尻にしました。
 

交換後は、やはりオイルコンの音です。心地よいです。やっぱりこの音が良いですね。

極性と取り付け方向の音質上の違いは、今のところよくわかりません。

 

JENSENに関しては、0.1uF/630Vのオイルコン(PIO)も持っています。

PAPER IN OILと書いてあります。

以前はCDPの真空管出力部の電源平滑コンに並列に使用。(今は使用せずストック)

カップリングには使った事がありません。

これを何処かのカップリング・コンデンサとして使ってみようかと検討中です。

JENSEN製コンデンサに印刷の「-----」マークは巻き終わりを示しているそうです。

新品ではリードもこちらが長くなっています。

一般論的には、こちらを高圧側(プレート側)にするそうです。

 


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1 コメント

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カップリングコン (ED)
2018-03-11 22:09:46
やはりWestcapは、聴いていて気持ちの良い音がしますね。

カップリングコンの接続方向ですが、やはり巻終わりをローインピーダンス側(プレート側)にして、巻始めをハイインピーダンス側(次段のグリッド側)にするのが基本だと思います。

誘導ノイズの影響を少しでも軽減するためですが、
内部抵抗の高い12AX7系ではあまり効果は無さそうです。

また、おっしゃる通り音質面では必ずしもこの通りにならなくて、物によっては逆接続の方が音が良いものがありそうですね。
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