EQアンプ回路の供給電源部の改良後、デカップリング用コンデンサには日ケミの電解コンデンサKMGタイプ47uF/400Vを使っていましたが、ここを手持ちのJJ製の電解コンデンサ(スナップイン・タイプ)に交換してみました。
(交換前)日ケミ製KMG 47uF/400V(6本)
(交換後)JJ製 47uF/385V(2本)、47uF/500V(2本)、100uF/500V(2本)
このJJ製の電解コンデンサは、旧Tesla社の設備、人、技術を引き継いで、現在スロバキアで生産しているとのこと。Tasla社時代からの実績もあり音の評判も良さそうです。特徴は電解コンデンサにしてはtanδが低いので、トランジェント、音抜けが良いと推察できます。
但し、このコンデンサで注意すべきは、電圧は定格耐圧の80%以下で使用しなければならないと言うことです。
私は5年くらい前に購入した物なので、どこで購入したか記憶がありませんが、今では取り扱い店も多く簡単に入手できます。
このJJ電解コンデンサは、スナップイン・タイプでしかも形状が大きくて取り付けに苦労しましたが、空きスペースを使って配置、配線しました。6本の黒い柱です。
交換後の音質はと言うと、電解コンデンサ特有の何か重い荷物を背負ったようなモッタリ感?がなくなり、思った通りトランジェントが良く、音の輪郭がはっきりとしてきました。
私が良く聴くロック・ジャズ系には合っていると思います。多少音質が荒っぽいところもあるので、今後は、どこか1箇所だけでも別の電解コンに変えて調整しても良いかなと思案中です。
日ケミは、繊細で大人しく落ち着いた音なので、どちらかと言うとクラシック系に向いていると私は感じました。