ES9018 DACの電源回路に導電性高分子固体コンデンサを追加しました。
結果は、良い効果が出ましたので報告しておきます。
このGUSTARD X10のDACは、デジタル部とアナログ部は独立電源でトランス部分から独立となっていますが、今回追加した箇所はデジタル部です。
デジタル部はES9018に電源を供給します。
ES9018にはアナログ用とデジタル用の2系統があり、それぞれの電源回路の初段と次段レギュレーター間にあるパイ型LCフィルターに強化目的でOS-CONを追加してみました。
次段の後、ES9018の近い所にも入れたかったのですが、このOS-CONは漏れ電流が大きいので、このレギュレーターの大きさから考えると、パワーが少し心配なので今回は見送りました。
追加した導電性高分子固体電解コンデンサ(名前が長い)の特性は以下です。パナソニックの超低ESRタイプのSEPCシリーズを使いました。
メーカーURL:
http://industrial.panasonic.com/jp/products/capacitors/polymer-capacitors/os-con
470uF/16Vは前側、100uF/16Vは後側に使いました。前と後ろで容量違っても大丈夫だったかな?
追加後の写真です。元々搭載の電解コンデンサに並列に入れています。
インダクタ(L)は、フェライトとファインメットのダブルです。
OSコンは、ご存じに様に、熱に弱いので足元を放熱しながら短時間で半付けしました。
それでも、本来の特性を発揮するにはエージングが必要で、100時間以上は必要な感じです。
この導電性固体高分子電解コンデンサを追加後は、音がさらにクリアーになり、音が生き生きとしました。
低音のもたつきもなく抜けが良くなり、デジタル臭さが後退してアナログっぽくなりました。大げさですが音に命が吹き込まれた感じです。