6AS7は三極管の双極管で、私のアンプは元々パラレルプッシュプルになっていたが、管毎、ユニット毎の特性が揃えるのが難しいので、元の配線を生かして、簡単に双極の片方だけを使うようにして、L/R 計4本でシングルプッシュプル構成に改造していた。
しかし、これでは、管が勿体無いし、電力も無駄使いになるので、双極を旨く使って、単管プッシュプルとして、2本で構成出来るように改造した。
厳密にいうと、トランスのインピーダンスマッチングが変化する等もあるが、実際の音を聴いてみて決めることにする。
前段の管は負荷も軽くなって良い方向の様だ。
改造前の配線の様子
改造後の配線の様子
中よりの2本の管の配線が無くなってすっきり。
この2本を空きとしたのは、この後ろに電源トランスがあるため、熱源を分散させるためである。
ただし、ソケットにゴミが溜らない様に、管は着けたままにしておく。
表から見た様子。
出力管はRCAは勿体無いので、ちょっと休ませることにして、スベトラーナのC-ロゴに交換した。
中よりの2本はお休み中。
音は、RCAには劣るが、まあまあ無難な音である。
以前は電源トランスがブーンと唸ってたが、この音も小さくなった。
何より、低消費になったのと、真空管の無駄使いが無くなったので、経済的である。
今後、出力管交換するときは、2本購入すれば良いのである。投資が少なく済むので経済的。
GEの6080でも買ってみようかな~。