JAZZファンなら誰もが知っている偉大な録音技師「Rudy Van Gelder」(RVG)ですが、何とフュージョン系(クロスオーバー系)の盤でも発見しました。
Van Gelderについては、今更説明不要と思いますが、主にはBlue Note作品の殆どを手掛けています。John Coltrane,Sonny Rollins,Miles Davis etc....。 Blue Note以外にも「Impulse」「Prestige」「Riverside」「CTI」レーベルも手掛け、そのタイトル数は3000以上と言われています。
そして今回手に入れたレコードがこちら。
「One/Bob James」
ボブ・ジェームスの記念すべきデビュー・アルバムです。
アルバム・ジャケットを開いた内側に「Recorded at Van Gelter Studios / Rudy Van Gelter,Engineer」と書いてあります。
オリジナルはCTI型番ですが、こちらは日本盤のSR型番です。
日本盤はSR → GP → LAXと再版されています。SRが初盤です。
片面(Side-1)にしっかりとVAN GELDERの刻印が有ります。
フュージョン系では、他にも「ツァラトゥストラはかく語りき(Prelude)/デオダート(Deodato)(CTI)」「Good King Bad/George Benson」「Cast Your Fate To The Wind/George Benson(CTI)」なども有ります。その殆どがCTIレーベルです。
先日立ち寄った本屋さんで偶々見つけた「ジャズ批評」5月号にルディ・ヴァン・ゲルダー生誕100年の特集が組んで有り、そこにはデオダードは有ってもボブ・ジェームスのアルバムは出てきません。RVGの中ではマイナーなんでしょうね。
でも、作品内容は良いです。
特に、有名な「Feel Like Making Love」も収録されていますし、A-1「Valley of the shadows」でのスティーブ・ガットの変則ドラム、迫力が半端ないです。実にスリリングでエキサイティングです。
もちろん「はげ山の一夜」も名アレンジで秀作です。
レコード探しも楽しいですね、、、。