前回からの続き。「その3」です。
〇音源アプローチ
①オリジナルの音源探し
アナログ録音時代の古い音源は、やっぱりレコードのオリジナル盤だったりテープが良いですよね。
古いアナログ音源をデジタル化したものが有りますが、私はアナログ音源をデジタル化した時点で音楽性が失われている様に思います(リマスタリングについては前回触れました)。と、言いながら手軽さから私もその様なCDも沢山持っていますが。
一方でデジタル録音時代になるとデジタル音源が良いでしょう。
デジタル録音のアナログレコードでの発売が有りますが、私的には音質的にどのような意味があるのか疑問です。
いずれにしてもマスター音源に近いほど音の鮮度は良いでしょう。しかし、、、高額。
レコードの場合は、マスター音源に近いかどうかは、盤のレーベルやランアウト(無音部)の刻印を見る事である程度判別が出来ます。そこにはレコードの品番、スタンプ国、マトリックス番号などが書いてあります。
しかし、この判別法も単純ではなく、これだけで記事が書けるくらい奥深く、それ故に宝探しの様で楽しいです。
レコードのオリジナル盤探しについては、カテゴリー「レコード」のところに少し書いています。
②高音質音源収集
これはデジタル録音時代のハイレゾ音源と言う事になるでしょう。
収集方法は、CD購入、ダウンロード、ストリーミング等、今や様々な方法があります。
高速ネット時代になり、今後はストリーミングが主流になって行くのでしょうか?
もともと音源のデジタル化は「簡単に持ち運べる、移動やコピーが出来る」という発想から生まれていますからね。
短時間に手軽に沢山の音楽を楽しむ、また共有するには最適でしょう。
しかし「音楽を聴いて楽しむ」と「オーディオを愉しむ」「極める」は別物かも知れません。
〇システム構成アプローチ
アンプ、スピーカー、プレーヤーの機器構成を入れ替えて音質の変化を楽しむ。
これは、一般的にはシステム買い替えで高みを目指す事になるので、オーディオは金食い虫と言われる所以です。
そして使わなくなった旧機器は、断捨離しないと産廃の山になってしまいます。
〇鑑賞部屋の環境
オーディオは部屋の環境で音質が大きく変化するので、部屋自体の環境や配置を整えて音質向上を図る。
少し配置を変えるだけでも音質は変わります。
他にも電源環境とかまだまだ拘るところが有り書き切れません。
何事においてでもですが、拘ればキリがありません。オーディオに関しても然りで何を弄っても変化します。
泥沼に嵌らぬよう自制心を働かせる必要が有ります。
私の場合は、自分の好みの音を得るために、新旧問わず機器を揃え、自分なりに改造、時には設計変更しています。
音源は特に選びません。ソースによって、レコードを聴いたり、デジタル音源を聴いたりします。
取り留めも無く3回にわたり、オーディオの愉しみ方を書いてしまいました。
くだらなく思われたかも知れません。次からは音質改善に参考になるかも知れない実験結果を書きたいと思います。
ところで『stereo』という月刊誌があります。
この本はオーディオ評論家による製品レビューとかが多く、そんなの個人によって感じ方や好みも違うと思うので、普段は立ち読みくらいで、私は滅多に購入する事はありません。
しかし、今月9月号は特集で故:江川さんのケーブルに関する記事が載っていたので興味があり久々に購入しました。
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ケーブルの話は、別の機会に投稿したいと思います。