XMOS+ES9018を導入後、DSDの音を約1週間聴いてきたので、その感想を書きます。
残念ながら、私はまだDSD音源を持ち合わせていないので、あくまでもfoobar2000にプラグインを入れて、PCM音源をDSD音源にリアルタイム変換した時の音の感想です。
しかも、PCの能力の関係から、2.8MHzでの音です。
今まで、馴れしたんで聴いてきたPCMとの音質の違いを列記すると以下です。あくまでも主観です。
①豊かでまろやか、濃厚である。滑らかで自然(ナチュラル)な感じ。聴き疲れしない。
②トゲトゲしたデジタルっぽさが無い。
③平面ではなく、立体的、塊り(球体)で聴こえる。
④情報量が多い。こんな音まで入っていたのかと言う感じ。今まで隠れていた音まで聴こえる。微小音の顕在化。
⑤CD(PCM)のアップサンプリング(例えば192KHz/24bit)とはまた違う感じ方。
⑥音の粒子が細かく。例えるなら、シャワーからモイスチャー・ミストになった様に部屋全体、身体に降り注ぐ。
⑦耳で聴いているというよりは、身体、肌で空気を感じる。
⑧音楽・楽曲の印象が凄く耳、身体、脳裏に残る。聴いた後の余韻。
あげれば切がない。ちょっと誇大かもしれませんが、これが私が初めて体感したDSDの印象です。
5.6MHzにすれば、さらに何かを感じるかも知れません。そしてDSD音源にすれば、さらに。
DSDを聴いた後、PCMに戻ると、「なんと薄っぺらくて、つまらない音」と感じてしまいます。
最近は聴いたこと無いですが、昔の記憶のビニール・レコードに戻った様な感じです。
DSDの登場で、PCMの時代はそろそろ終焉を迎えるのかと感じさせます。
Webで色々と調べると、PCMには拭えない欠点があり、それは、
①人間の可聴範囲で音をカットしていること。44.1KHz/2ch
②ジッターの影響により、自然界には存在しない音が含まれること。原音パルスの前に高調パルスが発生?。
などが書いてあります。
(残念ながら、波形付きで詳しく解説されていたページを見失ってしまった。) ⇒ご存知の方は教えて下さい。
今回、このDSDの音を聴いて、私のCDプレーヤーが初めて負けたと感じた。
PS.、ちょっと懸念が、、
私は真空管プリとパワーを使っているが、音源にかなり高周波まで含まれるということは、球にそれなりの負荷が掛かっているのでは?と思う。 球たち、大丈夫か? 寿命が短くなったりしないか心配。