僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

とんび(重松清)

2012年10月21日 | よむ

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なんでこうも重松を読む機会だけはめぐってくるのか・・・。

対して好きではないというか

むしろ嫌いな作家なのに。

やはり売れっ子といったところか。

とはいえNHKのドラマをちょっと見てしまい

気にはなっていた作品。

主演が堤真一と小泉今日子でうまい配役だなぁ

と思っていたが

本を読んで改めて完璧な配役だと思いなおした。

内容もドロドロしたところなく安心して読める。

主人公のヤスが流星ワゴンのチュウさんとかぶってしまい、

ちょと苦笑い。

カシオペアの丘での社長といい、

重松はこの手の頑固おやじが本当に好きなんだな。

これはテレビドラマが原作を上回るという

レアのケースに当てはまるんじゃないかと思う。

貸してくれたT山くんはページをめくるたびに

涙がこぼれたそうな。

事実いたるところが涙の跡でグシュグシュになっており、

まぁ平たく言うと汚かった。