1年前、
丸善に平積みされていた時から
ずーっと目をつけていたが
いきつけの図書館になかなか現れない
当書文庫本コーナーにしびれをきらし
ハードカバーを手にとってしまった。
シリアスな歴史読み物かと思ったら
口語体の会話が中心の
極論すると
トンデモな
歴史ファンタジーだった。
高橋克彦とか
もっといっちまうと
上橋菜穂子に近い。
一連の流れは
登場人物の言葉で長々と説明されて
なぬっ!
と驚いては
ご都合主義で物事が進んでしまう。
興味のある歴史舞台なのだが
やや興醒め。
そしてエンディングがさらに興醒め。
えええ...。
コナンより酷いよ、この幕引きは。
物語の山場どころか
尻すぼみにもほどがあるよ...。