僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

ガマの油をちょいとつけて(筑波山)

2023年01月29日 | ぶらぶらする
本日の行程は
筑波山駐車場210m→ロープウェイつつじケ丘駅520m
→女体山山頂877m→男体山山頂871m→駐車場210m
の筑波山大回り周回コース。
7時半、スタートは水戸の天狗党
藤田小四郎像から
筑波山神社で無事を祈ってお参り。
今日はグルリと無駄な回り道を楽しむため
迎場コースの緩やかな登りを
無駄に楽しむ。
ところどころ霜が降りていたり
雪の後が残ったりするが
歩行に全く問題はない。
1時間ほど樹林帯を歩くと
抜けるような青空下
東側山麓のロープウェイつつじヶ丘駅に到着。
ぐるりと山麓を東へ移動した形になり
ここからおたつ石コースと呼ばれる
東尾根を伝って山頂を目指す。
危険な箇所はないが
細い尾根道が続く。
ここからは山岳信仰にありがちな
エンタメをの押し付けのような
無理やり名所が続く。
まずは弁慶の七戻り。
頭上の岩が怖くて
あの弁慶ですら通行を躊躇したのだとか。
いや弁慶たぶん筑波山こないから。
つづきまして高天原。
ほそーい道を通ると
小さな祠にお参りできる。
ただそれだけ。
母の胎内くぐり。
小さな穴を見ると潜りたくなるのは
古来より日本人の性のようだ。
奇岩・怪石とわちゃわちゃ戯れ名が進むと
雪の残る道が増えて
ずいぶんテンションが上がる。
ロープウェイの接続点にむけて
ちょっとした坂を上り詰めると
9時45分筑波山山頂(女体山)877m。
素晴らしい放射冷却のおかげで
雲一つない関東平野がまるみえ。
いつも事務所から筑波山を眺めているのだから
ここから事務所も見えるはずと
目を凝らしてみたものの
いっこうにわからなかった。
まだまだ続く奇岩・怪石シリーズ。
ガマの石。
永井兵助なる人物が
この岩の前でガマの油の口上に取り組んだのだとか。
なんてヒマなことを・・・。
ここから西に水平道をトコトコすすむ。
あまり寒さを感じないが
日向の氷が溶けずに形を維持するほどには寒い。
ケーブルカーで機材を持ち込んだと思しき
愛鳥家のみなさん。
バズーカを構えて
一心不乱に小鳥を狙っていた。
10時10分ケーブルカー筑波山頂駅。
トイレ・土産屋が充実しており
名物のガマの油を求める人で
長蛇の列ができているか否かは是非現地でお確かめを。
北側の北茨城方面。
まさに北関東。
時間になると
地元の有志の方による
ガマの油実演販売を見ることができる。
なお、山頂は火気厳禁で
ガマの油を実演している後方の一部のみで
ストーブを使うことができる。
ガマの油は実にたどたどしい実演ぶりで
販売というよりは
口上そのものを保存していこうという
試みのようだ。
しかしながら一生懸命販売するからこその口上であり
口上そのものを文化として残していこうという気持ちは理解するものの
日銭を稼がねば今夜の宿にも困る行商人の
気迫がこもっていない口上は
ちょっとうすら寒く感じた。

男体山山頂はケーブルカー山頂駅の先の小高いピークで
まさに目と鼻の先で
凍結注意の先。
11時半筑波山山頂(男体山)871m。
何℃見ても気持ちのいい関東平野。
男体山から山頂駅に下ると
正面に先ほどの女体山と
ロープウェイ駅が目の前に見える。
12時、一気に下山を開始。
下山ルートは筑波山のメインルート
御幸ヶ原コース。
原っぱっぽい広場はひとつもないのに
なぜか御幸ヶ原コース。
思いのほか急な下りが続いて
とばして下れるかと思ったが
石がゴロゴロしてスピードが落ちる。
12時50分筑波山神社帰着。
抜けるような青空の下
あっという間の筑波山でした。
13時筑波山。
近場で温泉を探したが
どこも一杯で断念。
代替え案でやってきました
ひつじの郷。
偏屈オヤジの偏屈羊焼肉。

まず料理の半分が品切れってところからスタート。
骨付き肉もソーセージも鍋もねえものはねえ!
ということで野菜・ラム角切り・羊肉
をひたすら焼きつつ
カレーライスを頂く。
頂きながら西武線で池袋から肉を運んだ
オヤジの少年時代の物語が続く
しかもこんな辺鄙な場所にありながら
3組も肉切れで追い返される始末。
わりぃ!
おいらたちが羊食い尽くしちまった!
晩御飯は我らが西葛西が誇る
パクチーラーメン卍力。
スパイス・ラー麺とスパイシー肉飯を頂く。
ちなみに店主さんは神田の鬼金棒のご出身とか。
どっろどろのスープは
まごうことなきスパイスの塊で
味噌カレーのようでいてかつ爽やか。
最後はパクチーまみれの肉飯に
ラー麺のスープをぶっかけて
お茶漬けにして頂く。
これはあう!